
外遊び屋です。
星の数ほどある焚火台の名品の一つがピコグリル398。
キャンプ芸人のヒロシさんの愛用品としても知られるようになりて、品薄状態でしたが、供給が追い付いてきました。
ピコグリル398は外遊び屋も欲しいと思いながらいくつかの懸念事項があり購入に踏み切れなかったのですが、
やはり魅力には勝てずに購入した、焚火台の中で最も長く検討を重ねた1台です。
使用したところ、懸念事項は全く問題ない物だという事も分かり、評判通り非常に良い焚火台なので、
このブログでも紹介したいと思います。
どんなことが懸念事項だったのか?それが銅だったのかも含めて書いていきたいと思います。
Contents
1.ピコグリル398基本スペック
まずは簡単に基本スペックから。
●組立時サイズ
組立時 38.5cm×26cm×24.5cm
●収納時サイズ
収納時 33.5cm×23.5cm×1cm
●付属品
少し余裕のある収納袋が付いているので
小さくまとまる上に、少々汚れてもこの中に入れておけば他の荷物を汚す心配が減ります。
●重さ
448g
500円玉に換算すると24枚分の重さです。
ええ。ピンとこないでしょ(^^
軽いのでザックに入れていても負担にはなりません。
●値段
12,600円(内税:ピカリ アウトドアショップさん販売価格)
●オプションパーツ
スピット(串)
五徳にもなるアイテムです。お値段は1本700円(内税:同上)
外遊び屋は自作のゴトクがあるのでこちらは購入しませんでした。
2020年7月追記
スピッツはあった方が便利かなという意見もありますが、
去年Daisoさんから発売された串が結構便利です。
2本で100円です。
クッカーを置いても問題なく使えます。2本組なので重い物は2重で使ったりしています。
ユニフレームのアウト度鉄板「ユニ鉄」くらいなら全然平気で使えます。
また
魚の串焼きや
ウィンナーも焼けます。
使い勝手も良いですよ!
2.初使用時レビュー
組立は非常に簡単で、一度見たことある方なら何も見なくても組み立て出来ます(^^
組み立てると軽いので強い風だと転がる危険性があります。
また火床が低いので地面へのダメージが予想されます。軽減するためには養生が必要です。
外遊び屋は100均のトレーと薪を使って空間を作っています。
他にも
焚火シートを使ったりしてダメージを軽減させています。
五徳を置くとこの高さになります。
最近は五徳を使う事が少なくなりました。
低い位置で安定も良く、よく燃えるので五徳なしでもクッカーを安定させられるのと
強火にしやすいなど、火力調節が簡単なのでこちらのスタイルが今のお気に入りです。
ピコグリル398は使い心地もいいのですが、炎の鑑賞としても魅力的です。
炎が殆ど剥き出し状態なので直火に近い感覚で楽しめます。
焚火に照らさた範囲が広い。その奥の闇。なんともキレイ且つ、五感が研ぎ澄まされます。
2.炭での使用レビュー
せっかくなので焚火だけでなく炭でも使用できるか試します。
炭に火をつけてみると・・・
炎を上げて燃えます。
炭なのに(^^
なので簡単に
ステーキも焼けます!うまい!!(^^
意外とユニフレームのユニ鉄とも大きさの相性がいいので
このセットは持ち歩くようになりました(^^
3.調理にも便利な構造
調理にも意外と便利です。
五徳を使うとちょっと遠火にすることができますし、平積みで薪を置いていくので
薪の上に直接置いても、ちゃんと薪をくべていればそれなりに安定します。
強火と弱火を使い分けられるのは便利です(^^
バウルーならそのまま置いても大丈夫です。
この場合はバウルーとピコグリルの相性がいいというより
バウルーと焚火の相性が抜群なんですけどね(^^;
4.楽しく簡単な火加減の調整
焚火と言うと丸く薪を組んで火を焚くというスタイルですが、
ピコグリル398はどちらかと言うと
横に置いて火を焚いていきます。
この方法だと薪を追加で火力をあげるのではなく薪の置く間隔で簡単に火加減が調節できます。
2本薪をくべたら、その間隔を広くすると火力が弱くなります。狭くすると火力が強くなります。これがすっごい簡単!
理屈は狭くすると煙突効果で上昇気流が生まれて火力が上がるという事ですね。
新しい薪はその外側にくべれば簡単に燃えうつり、次の薪が準備できるわけです。ホントよくできた構造です(^^
5.懸念事項①燃焼効率が悪い?
もっとも購入を渋った理由がコレです。知る限りではステンの板の上で燃やすイメージだったので
それほど燃える構造と思っていませんでした。
最初に先輩が使用しているのを見たのももう7年以上前でそこまで意識してみてなかったのと
直火の焚火しか経験がなく、そこまで気にしていなかったので改めて購入というときには、
ちゃんと燃えるのか?が気になりました。
それまでは
燃焼効率最高ののネイチャーストーブラージを使用していたので
燃焼効率が悪いとちょっと残念だなって思っていました。
しかし実際に使用すると・・・
燃焼効率抜群です!
火打石などの種火から火を熾しても簡単に大きな焚火にすることができる上に、
燃えカスもほとんど灰になるという火力!
思えば前出の画像ですが
炭からも炎が上がるほどの燃焼効率ですからね。
いや・・・納得です!
6.懸念事項②大きな薪に対応できるか?
これも次に気になっていた事です。
重量が軽い分だけ重い薪に対応できるかが不安でした。カヤックキャンプでも使用予定なので薪を選ぶ焚火台は使いづらいんです。
しかし・・・
こちらも前出の画像ですが、放り込んでも問題ありません。
もっと太い薪も入れていますが、安定してきっちり燃えてくれます(^^
さらに、
お肉でなく後ろのアルミパーソナルクッカーに乗せた薪。
これでもグラつかないので見た目以上の安定性を発揮してくれます。
7.懸念事項③耐久力はどうか?
2020年7月追記です。
ピコグリル398は軽いので耐久率が気になるところでした。
しかし約10か月、30回以上使用したところ
味は出てきましたが、全く機能的にもロストルにもダメージは見受けられません。
海で使用するなど結構タフに使っていますが、この強度は流石というところ。
全く不安を感じることはありません(^^
8.楽しさも魅力たくさん!
魅力①むき出しの炎!
ピコグリルの楽しいところはむき出しの炎です。
外遊び屋がこれまで使っていた、スノーピークの焚火台Lやネイチャーストーブで
楽しい焚火ができるのですが、どこか箱に収まっているトコがあるんですね。
直火ほどの解放感ある、野趣あふれる感じがないのですが、
ピコグリルだと近い感覚があります。
魅力②所持しているクッカーとの相性がいい!
前出の通り
ユニフレームのユニ鉄との相性もいいし
スノーピークアルミパーソナルクッカーもちょうど置けるので
お米を炊いたり
ホルモン焼きそばを作るにもいいんです(^^
魅力③使い方自由
アイディア次第でいろんなことが出来ます。
先日のキャンプでは
藁を焼いて藁焼きカツオを作ったりもして
非常に楽しい経験でした。まだまだ・・・使えますね(^^
魅力④遠火で焼ける魚
ピコグリル398のスタンドにスピッツを立てかけるようにして、立てて魚を焼くことも可能です。
これを発見したときは嬉しかったです!焚火で串を立てて魚を焼きたかったので、その夢が叶いました!
ほんと発想次第でいろいろな楽しみ方ができそうです。
9.コピー商品を触ってみた感想
ちょっと話題になっているピコグリルのコピー商品。友人が買ったので色々触ってみました。3台。
こんなに購入者がいることにびっくりでした。実際外遊び屋も入れて4人で触り比べた結論は
「形だけの別物」という事です。
まずはどれもピコグリルと比較すると重かったです。ホントにこのスペック?という感じ。
加えて可動部分がかなりぎこちない!ピコグリルは片手でも開きますが、両手を使わないとスタンドが開きません。
また、写真では構造が一緒でもスタンドを組み立てなければいけない物もあります。見た目だけでは選べないですね。
作りが雑なので可動部が上手く動きません、それとロストルのバリがひどいですね。これは紙やすりで解決してました(^^;
気になる燃焼効率ですが・・・ただの鉄板の上でも焚火はできるのでちゃんと焚火はできていました。
焚火をする人間が違うのでめっちゃ燃焼効率が違うかというと大きな違いまではあるとは言えないかな。
ただ・・・ロストルの作りが甘いので灰が結構隙間から落ちていきます。なので焚火シートは使った方がいいですね。
見た目は似ているけども、全体的な性能は全く違うねっていう話で落ち着きました。
10.最後に
ピコグリル398はホントに良い買い物をしたと思っています。
まぁどの焚火台も失敗したと感じたことがないので説得力は欠けるかもしれませんが
まだまだ楽しめる焚火台です。むき出しの炎。あれを見るために今からでも焚火がしたいです(^^
購入には正規代理店のピカリアウトドアショップさんなら定価で購入できます。
外遊び屋もこちらで購入しました。
2020年7月追記
なんとピカリアウトドアさんがAmazonでも発売を始めております。
品薄状態の事もあるようですが、待てばスピッツ2本付き加えて送料込みで14,000円で購入できます。
この価格が定価な上に送料がかからないというのは大きなメリットですね(^^