外遊び屋です。
キャンプブームで秋や冬にキャンプをする方が増えました。
夏の暑さに比べると日中も過ごしやすくなるし、食べ物もおいしい時期になります。
でも朝晩の冷え込みが始まるようになり時期によっては昼は夏並みの暑さなのに、夜は肌寒い事もあります。
この気温差に対応するのが大変!今回はこの秋、冬キャンプの寒さ対策を経験をもとに紹介していきたいと思います!
きっちり対策すれば快適に過ごせます。
1.寒いか?暑いか?キャンプ場の状況を把握する方法
「秋や冬キャンプは寒いから上着などはしっかり持って行って寒さ対策は十分にね!」
「山の上は寒いから、下の温度と一緒に考えちゃいけないよ」
などアドバイスは多い寒い時期のキャンプ。とはいえ最初のうちは温度と体感の想像がつかないと思います。
今は便利な時代なので天気予報を確認することで数値的な情報を得ることがあります
特にyahoo天気!さんや日本気象協会(tenki.jp)さんです。
気象庁さんは結構地域が大雑把なのでキャンプ場の気温などが想像しにくいのですが、この2つは細かい地域まで気象予報がでます。
天気予報は時期によってどのサイトの予報的中率が高いなどありますが、温度に限ってはそれほど大きく違わないんです。
なので大体のキャンプ場で当日の温度を数値としてとらえることが出来ます。
温度が分かれば、自分が住んでいる地域とキャンプ場との温度の差を見れば体感が想像できます。
例えば秋のある日広島県福山市は最高気温33度、最低気温は23度となっています。
同日京都府宮津市に行った場合、気温が最高気温34度、最低気温23度なので家でやっているレベルの服装で問題なさそうです。
高知の四万十川付近に行った場合は最高気温28度、最低気温22度となり家よりも少し服を多めに持って行った方が良いです。
現在自分が置かれている状況と比較するのが一番分かりやすいと思うので、不安な方は気温だけじゃなく自分の住んでいる場所と比較すると想像がつきやすいです。
ただ11月を過ぎて3月初旬までは一番温かい服装で挑んでください。それが間違いないです。
2.寒さ対策①服装編
気温が分かると服装のイメージも沸きやすいのですが、さらに天気.jpさんより服装指数があります。
これを見ればその日どのくらいの服装が必要か分かりやすくなっています。
また服装ナビではその日に行く地域の一般的な服装も乗っているので参考にしやすいです。
気温別の服装についてauさんのサイトにまとめてありますので一部抜粋します。
25℃以上:日向では暑く、歩くと汗ばむ事も。日半袖が快適に感じられます。
25℃未満:少し風が涼しく感じられます。長袖シャツがあると安心です。
20℃未満:長そでシャツの上に羽織るものを。ベストや薄手のカーディガンなど。
16℃未満:日向では暖かさを感じるくらい。外出は薄手のセーターなど。
12℃未満:風が吹くと体が冷えてしまいそう。風を通さないコートで防寒を。
8℃未満:まだまだ冬を感じる季節。厚手のコートで防寒を。
5℃未満:ダウンなど最大級の防寒対策を。手袋や耳あてなども必須。
(服装と気温の関係:au天気より)
これらを見れば大体の服装の予想が付くかなと思います。
しかしキャンプは主に屋外で長時間過ごすので、もう少し対策をするとあったかくなります。
その対策が、体の「首」が着くところの防寒です。手首、足首、首ですね。
これらの部分は可動部なので服が途切れるところになります。ここから冷気が入ってきます。
特に足首!男性の方は短い靴下を好まれる方も多いですが、そこがむき出しになり寒い事があります。
なので足は長い厚めの靴下、首周りはマフラーかフードを被る、手首はアウターが手首が締まる物。
そういった物を選んでおくと、温まった空気が逃げず、また風も吹き込まないので寒さを緩和させることが出来ます。
外遊び屋は冬のキャンプではツナギを愛用しています。
少し大きめに物を選んでいて、通常の服装の上から切れるサイズです。
そうすると全体を一枚多く服が切れる上に、保温も効くので結構暖かくなります。今では寒さ対策用のツナギも出ています
外遊び屋も夫婦お揃いのツナギを着るがあります(^^
ツナギを切るメリットとしては焚火をした時にも服に臭いが付きにくいという事もあります。
もちろんツナギには焚火の臭いが付きますが、中まではそれほど強くつきません。
次の日に薪の臭いがするのはちょっと困るという方にも良いアイテムです。
ただ難点はお手洗いですね。これは着込む分面倒になりますのえ注意してください。
20181012追記
今回高原キャンプで地べたにシートだけの状態でごろごろしてました。
夏装備(Tシャツ、短パン)で寒かったのでツナギを着たところ・・・やっぱ温かいです。
空気の層が出来る分だけ地面からの熱も伝えにくい。我ながら効果を実感です。
またおススメのつなぎもモンベルさんから出てます。詳しい情報はモンベルのツナギをご覧ください。
3.寒さ対策②寝袋編
寝れないキャンプ程辛い物はありません。寝る時の快適性は投資する価値のあるものだと思います。
寝袋を選ぶ際のポイントですが、対応温度にご注意ください。
必ず!必ず!コンフォート温度を確認してください。
ホントに大事です!コンフォート温度です!
なぜこんなことを2度も書くか?外遊び屋は2度失敗しています。
というのも表記している温度には限界温度とコンフォート温度があります。
それを知らずに-3℃対応というのに手を出しました。これ限界温度だったんです。
寒さで死なない程度の温度と思っても生きすぎじゃないと思います。ホントに寒くて寝れず辛い時間でした。
また-23度という1万円程度の寝袋も買ったことがあります。この値段でこの温度なら大丈夫だろうと。
しかしやっぱり寒くて寝れませんでした。寒くて辛くて仕方ないレベルではないのですが熟睡できませんでした。
口コミを後で読むと5度くらいが限界とありました。確かにその日は0度だったので寝れないくらい寒かったんですね。
なので寝袋を選ぶ際には表記の温度だけでなく口コミもチェックしてみてください。
外遊び屋が最終行きついたのがモンベルのバロウバック#1です。
伸縮自在なので寝ていても窮屈でないし、首元などの冷気が入る場所もしっかり対策がされています。
もし夏用しかない場合は毛布を持って行くことをおススメします。
むろん寝袋の上にかけるかけるだけでなく寝袋の下か、寝袋の中の自分の下にも引いてください。
おススメ後者の寝袋の中の自分の下です。寝袋、毛布、自分との間に空気の層が出来るので自分の体温が逃げにくくなります。
加えて地面からの冷気もシャットアウトしてくれます。放熱を防ぐことで大分温かくなります。
また封筒型の寝袋の場合は肩口から冷えてきます。ここをタオルなのでちょっとふさいでおくと熱が逃げるのを抑えてくれます。
暖を取るというより自分の熱を生かす方法ですね(^^
また下からの底冷えを防ぐためにマットを一枚足して敷くのをおススメします。一枚増やすだけで更に温かくなります。
一番下に銀マットを敷いてさらにレジャーシートを敷くとふかふかで冷たさもシャットアウトしてくれます。
さらに温かくしたい場合は銀マットとレジャーシートの間に
バンドックなどの格安マットを敷くとさらに温かくなります。寝心地も良くなりますよ。
銀マットよりもふかふかな構造なのでこの2重なら車中泊でも底冷えをカットできます。
まずは自分の熱を逃がさない工夫。そして熱をとられない工夫。この2つですね。
追記です。
寝袋のスペックを上げるために買い直すのはちょっときついなぁって方もおられると思います。
そんな時にお勧めなのが・・・
インナーシュラフです。
こういったものですね。
外遊び屋は
こちらを使用しております。
Tシャツのような生地で肌触りがよく伸縮するので窮屈感なく温かくなります。
また・・・夏場はこれだけで寝袋の代わりをしてくれます。
値段もそれぞれなので、ちょっと寝袋に不安があるときには試してみる価値ありですよ(^^
さらに!
お手持ちの寝袋を少しあったかくする方法をまとめてみました。詳しくは
「寒い寝袋あったか改造!ちょっとの工夫で大丈夫!」
でご覧ください。普段の睡眠にも有効です(^^
4.寒さ対策③地面からの冷気遮断
テント内もですが、お座敷スタイルにすると地面からの冷気が結構感じます。
外遊び屋も最近焚火の周りでゴロゴロできるスタイルに変更していますが、地面が結構冷たいんですね。
現在サーマレストで対応していますが、気になるアイテムはウールブランケットです。
ウールブランケットは毛なので空気の層ができてかなり温かく感じるようです。
1人分のものも結構あるので、テント内に敷くだけでなく、チェアに敷いてまた地面に敷いても温かいようですね。これ気になります。
更に・・・ちょっと武骨な物やオシャレな物もあるのでサイトにオリジナリティも出せそうです。
ウールブランケットについては「キャンプの寒さ対策にウールブランケット!」に詳しく調べてみたことを書いていますので
興味のある方は是非!
2020年10月31日追記
ウールブランケット導入しました!
秋口のキャンプならこれを掛けているだけでも温かく寝れました。
またウールの入っている率で値段も違うようです。外遊び屋が購入したのは
納品に10日ほどかかる物でしたが2,800円程度で買えました。
色も無骨なのでお気に入りのアイテムになりました。ちょと大きいですけどね(^^
※2021年12月3日追記
地面からの熱を遮断するために
コットを使うという選択肢も増えました。
加えてマットや、ブランケットを下に敷くことでかなり寒さを緩和することが出来るようになりました。
詳しレポートは「冬キャンプの寒さ対策!地面からの冷気対策にロータイプコット!」をご覧ください。
5.寒さ対策④無電源で暖かくなるアイテム
キャンプの寒さ対策の一つには電源サイトを利用することです。
そうするとホットカーペットやセラミックヒーターなども使えます。
さらに電源が無くても石油ストーブやガスストーブも使用することもできますし外遊び屋も気になっている薪ストーブもなんてのも風情があってよいです。
でも電源サイトがお気に入りのキャンプ場のお気に入りの景色に無かったり、一酸化炭素中毒が心配でテント内で火器を使うのが不安だったり少しハードルを感じることもあります。
電源を必要としない物があれば便利で暖かくなります。そのアイテムをいくつか紹介!
1.充電式ブランケット
結構重宝するのが、モバイルバッテリーで発熱してくれるブランケットです。
むろんブランケットなので発熱しなくても温かくなるのですが、スイッチを入れるとほんのり温かくなります。
膝や肩にかけていればあったかくなり、テントの中でも下に引いて上に布団をかけてコタツスタイルもできます。
寝る時に寝袋の中に入れればかなりあったかいです。
モバイルバッテリーさえあればあったかくなれるアイテムです。
こんなのですね(^^
詳しいレビューは
「充電式ブランケット購入レビュー」をご覧ください。
使い方次第でかない温かです(^^
2.湯たんぽ
結構有効なんですよ。湯たんぽ。今では100均でも売っている人気商品ですね。
外遊び屋的には銅の湯たんぽなんかも魅力です。銅は熱伝導率が高いので、温かさを無駄なく伝えてくれそう。
他にも安全なプラスチック製品などもあるのでお子様用はそちらがいいですね。
寝る前に湯を注いでおけば、朝まであったかいです。ちなみに・・・冬場の朝寒い時にはこの暖かい水を使ってガス缶を温めるっていうコメントをいただきました。なるほど~って感じですね。
外遊び屋も寒くてキャンプ場の水はもちろん凍り、ガスも気化せずに火が使えないって事がありました。
これなら・・・とりあえず火が起きるので氷も溶かせそうです。覚えておこう~って案ですね(^^
3.白金カイロ
ジッポのオイルで発熱するちょっとかっこいいアイテム。
外遊び屋も使っています。たまにですが(^^;
使用レビューは
「Zippo オイルカイロ紹介!」
がありますのでご覧ください。
なんかかっこいいので・・・使っても良いですね。使い捨てカイロも有効な手段ですね。日持ちするし(^^
他にも気になる方は「冬キャンプの暖房問題!-3度を無電源で乗り切れ!」をご覧ください(^^
6.寒さ対策⑤非常事態の時には
とはいえ思わぬ時に寒いこともあります。そんな時には「ペットボトルの湯たんぽ」をおススメします。
外遊び屋もかつて風邪をひいてこれを三本抱いて寝た経験がありますがかなり有効です。
確かに湯たんぽほどの持続性はないですが、500mlでも効果はあります。
また・・・寝袋に入れておく周りも温かくなります。
ただ・・・すごく熱くなるし、基本ペットボトルは熱対応はしていないので、熱湯は注がないでください。
変形したり穴があく可能性があります。45℃くらいのお湯・・・お風呂が熱いくらいの温度?くらいで入れてください。
それにタオルを巻いたりしておけば温かさを感じます。また重点的に足元をあっためておくと有効的です。
もし寒さに耐えがたい時・・・アイテムが無い時には試してみてください。
ただ・・・基本はちゃんとした準備ですね(^^
7.他の寒さの注意点
主に体感を中心に書いてきました。
また秋キャンプではそれほど恐れる必要はないかもしれませんが冬にになると・・・ガスが気化せずに火が使えない!
っていう事がありますその時の経験は「キャンプトラブル!寒さで火が付かない!対応と対策!」で詳しく報告しております。またガス性能テストを「厳寒期!ガス缶の低温度対策と対応温度!」で行っていますのでご参考までに。
ホント、バーナーも火が着かず、チャッカマンも火が出ない状態で水は凍って水道も出ないというときは困りました!。
手が出ません。ただ・・・最終的に救ってくれたのは
火が着くってありがたい事なんですよ(^^
※2022年1月追記!
風防を使う事でリフレクターとしてガス缶を温めることもできました!
詳しくは「冬の寒さ対策!ガス缶が気化しない時にウィンドスクリーンが活躍!」をご覧ください。
7.最後に
秋、冬のキャンプは魅力満載です。
虫も少なくなるし、人も落ち着いてきます。そして夜明けがゆっくりになるので朝焼けを見ながらのコーヒーが飲めたり夜になると虫の声が聞こえたりします。
夜長の焚火なんかもいいですからね。夜の焚火の前では人は神聖な気持ちになります。
そんなチャンス・・・逃せないでしょう!
そんなときにもちゃんと寒さ対策しておきましょう(^^
2021年8月追記!
その場で出来る寒さ対策もあるので紹介です。
「100均で購入可能な冬キャンプの寒さ対策!3つのアイテムを紹介!」
「今すぐできる!極寒キャンプの寒さ対策!温かさを逃さない工夫!」
参考までにですけどね(^^;
実際寒い場合にはポータブル電源の導入もアリだと思います。
「おこもりキャンプにも便利!ポータブル電源「PhewManSmart500」でキャンプ飯!」
「防災に!キャンプに!備えて安心!ポータブル電源BLUETTI「EB70」」
充電には「冬キャンプの不安解消!BLUETTI SP200ソーラーパネルで電力十分!」ソーラーパネルも有効です。