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冬場のキャンプに大事なギアと言えば寝袋!

マイナス温度になることの多い朝は、しっかり防寒できる寝袋を選ぶ必要があります。

キャンプブームのお陰で色々な選択肢ができました。

しかし選択肢が多くなった分「どれを選んでいいか分からない?」なんてこともあります。

今回はキャンプ歴10年以上のシーカヤックガイドが自分も陥った寝袋の先入観などを紹介します

沢山ある寝袋の中で自分に合った物を探すポイントを紹介します

冬用寝袋は高額になる傾向があるので、買い直しが無いように選ぶ時の参考に!

1 知っておきたい寝袋の常識!

最初に寝袋の温度設定について説明します。「ダウン寝袋を買いたい」という方は既にご存知の方も多いかと思いますが、復習の意味も込めて書いて置きます。

良心的な寝袋には「快適温度」と「下限温度」が併記されています。

細かい表現は変わることもありますが、意味合い的には同じです。この温度から説明していきます。

表現の参考にしたのはナンガのHP(https://nanga.jp/knowledge/european-norm/)です。

快適温度とは?

その寝袋に入れば快適に眠ることができる外気温の事です

「一般的な成人女性が寒さを感じることなく寝ることができる温度域」という事です。

女性は寒さを感じやすくなっているので使用温度を5℃高く設定しているそうです。

下限温度とは

その寝袋に入ればなんとか8時間睡眠が維持できる外気温の事です

「一般的な成人男性が寝袋の中で丸くなり、8時間寝られる温度域」という事です。

人によっては眠れない事もある温度で、これ以下になると危険がある温度になります。

 

寝袋自体に2つ温度表記が無い場合は下限温度が表記していあると考えた方てください。

また寝袋は快適温度が自分が想定される温度から5℃くらい低めを選ぶとちょうどいいと言われます。

「寒いのは嫌だ!」とオーバースペックの物を購入すると汗冷えする可能性もあるのでご注意ください。

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2 寝袋の素材の種類を知っておこう!

寝袋は大きく分けて化学繊維(以下化繊)と鳥の羽毛などを使ったダウンがあります。

まずそれぞれの特性とメリットデメリットを紹介します。

安価で水気に強い!でも大きくなりがち化繊寝袋!

安価で扱いやすくまた水気にも強いのが化繊の寝袋です

メンテナンスも楽ですが、快適温度が低くなると中素材を詰め込むようになるので収納が大きくなることが多いです。

冬場のテントは結露も多く水気が多くなるので、あえて化繊を選ぶ方もいます

コンパクトで温かい!でも手がかかるダウン素材!

コンパクトになり且つ暖かいのがダウンの寝袋です

ただ物によっては獣臭が気になる物があったり、意外と小さくならない物があったりします。

また値段も高くなりがちで水分にも弱いので保管は袋から出してハンガーにかけて置くなどメンテナンスもしっかり必要になります

 

以上どちらが優れているということは無くそれぞれのメリットがあるので、自分の使用環境に合わせて選んでください。

私はシーカヤックで海を渡る際には濡れる可能性が高いので化繊を使う事が多いです

化繊も進歩しているので快適温度の割にコンパクトな物も増えてきました。

3 ダウン=軽量コンパクトではない!

メーカー品のダウンには快適温度などの温度情報だけでなくフィルパワー(以下FP)という物が表記されています。

FPとは簡単に言うとダウンの反発力です。これが高い物は押し込んでも使う時にはふんわり膨らみ空気の層ができます。

FPが高い物ほど寝袋に入れるダウンの量が少なく済むので、軽くそしてコンパクトに収納できます

もちろん層がしっかり確保できるので温かいです。

モンベルショップに行くと実物があるので触ってみてください。

「こんなに軽いのか!」というくらい軽いです。

反対にFPが無い物などはぎっちり羽毛が詰め込まれているので収納は小さくなりにくいです。

しかし化繊より柔らかく感じるものが多く温かみも早めに感じる(経験談)ので寒さには強いイメージです。

ただダウン=軽量・コンパクトという事は先入観なのでしっかりサイズ、重さを他と比較してください。

FPの高い寝袋は一度触ると欲しくなりますよ(笑)

3 ついついやってしまった寝袋選びの失敗談!

実際やってしまった寝袋を選ぶ失敗談を紹介します。

ちゃんと信じよう!快適温度!

お金を惜しんで下限温度が-5℃の物を買ったことがあります

いや「下限温度」とも書いていませんでしたね。

しかし温暖な瀬戸内海で使うので-5℃まで使えれば問題ないだろう。そう思っていました。

実際の話5℃でもう寒い

寝られませんでしたね。「温度設定はしっかり信じて暖かめを選ぶ!」そう誓ったキャンプでした。

格安ダウンはダウンが逃げていく

今でも愛用している格安ダウンがあります。

1万円くらいで-2℃が快適温度です。これなら5℃くらいは平気です。

しかし使うたびに中から羽が出てきて朝起きると全身羽毛だらけ

穴が開いているわけではないのですが生地の隙間から羽が出てくるんです。

「知らない間に天使がやってきたのだろうか?」

そんな気分になるくらい羽がいっぱいです。

汚れるというより「このまま羽毛が無くなるのでは?」と心配になります。

やはり格安だと使用できる期間も短くなる」実感している一品です。

オーバースペックは案外キツイ!

キャンプでもついついこれ使う「かも」という予防線で荷物が増えるという事があります。

寝袋も「寒い事もあるかもしれないから快適温度設定が低い物を選ぼう」と思います。

しかしオーバースペックになると中が暑い!汗かくし出れば冷えるし!

使用する環境をちゃんと考えて温度設定を決める。オーバースペックは意外ときついです。

以上失敗談でした。

寝袋は複数持っている方も多いので一つで済まそうと思わずに使い分ける事、またそれを組み合わせて冬場を凌ぐことを考えると失敗が少ないかと思います。

5 使用している寝袋とコンパクトにする便利ギア!

実際に使用している寝袋を紹介します。

モンベル バロウバック#1

モンベル(mont-bell) 寝袋 アルパイン バロウバッグ #1 オレンジ [最低使用温度-8度] 1121281 OG

●初心者から上級者まで使える寝袋!

メインで使っているのがこのバロウバックです。

伸縮率が高いので中であぐらをかくことができます。

化繊なので海を渡る際にも安心して使用できます。温かく快適に眠れる頼りがいのある1枚です。

●総重量:1748g
●収納サイズ:径21.8×43cm(13L)
●リミット温度:-8℃
●コンフォート温度:-1℃

現在シームの無い新しいバージョンが発売されています。
この価格はプレミア価格になっており、新バージョンは21,450円で購入できます。

Fengzel Outdoor マミー型シュラフ

 

温かい物を求める時に選んだのがFengzel Outdoor マミー型シュラフ!

なんと18,000円でー15℃まで耐えられる寝袋です。

コンパクトにはなりにくい物のすごい暖かい!

この値段でこの温度がホントに耐えられるものは化繊でも稀な価格帯です。

肌触りもよく、収納や携行に余裕がある方ならこれを選ぶ価値はかなり高いです。

詳しい使用感は下の記事をご覧ください。

COMPACK アウトドア圧縮袋!

Fengzel Outdoor厳冬期寝袋

アウトドア用の圧縮袋!これに入れて空気を押し出すとコンパクトに収まります。

Fengzel Outdoor厳冬期寝袋
こちら前出のFengzel Outdoor マミー型シュラフ!

隣のサーマレストと比べると小さくなっていることが分かります。

一番大きな寝袋でもコンパクト化できこのサイズならカヤックに乗るので心強く便利な圧縮袋です。

荷物を小さくしたい方におススメのギアです。

5 温かく眠って楽しい冬キャンプを!

寝袋は寒い時の緊急避難的にも使えます。

キャンプ中寒くなったら寝袋に包まる。また防災用としてもあると心強いです。

夏よりも冬に出番が多いので寒さ対策としてもしっかり選んでください。

その他寒さ対策の記事もご覧ください

 

 

 



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