キャンプに快適さを求める時代になりました。
冬は電源サイトでホットカーペットを使いながら、薪ストーブなどキャンプ場でもあったかく過ごせるようにされる方も多いです。
夏は涼しく・・・と言うまではいきませんが、色々なアイテムが出始めました。
その中で注目を浴びているのがポータブルエアコンです。
これなら、暑い真夏も快適にキャンプできるのでは?という方も多いですね。
外遊び屋も時分に漏れず・・・購入しました!
外遊び屋が購入したのはショップジャパンより売り出し中の「ここひえ」
購入レポートは
キャンプの暑さ対策切り札?パーソナルクーラー「ここひえ」!
をご覧ください。今回はこれを実際にキャンプで使用した感想をご紹介!
購入の際の検討要素に!

ここひえはエアコンではない

まず前提ですが、ポータブルエアコンとはありますが、家庭用のエアコンではないという事です。
残念ながら家庭用エアコンのようにガンガンに冷やせて寒いくらいまでできる!という代物ではありません。
システム的には水分をフィルターに吸い上げそれに空気を通して温度を下げるという構造です。気化熱といったところ?
なので下げられる温度に限界があります。ショップジャパンさんでも35℃で湿度30℃で最大22℃に冷えた風が出せるとあります。
これが空気中に混ざれば・・・良くても3度程度といったところではないでしょうか。それでも涼しいですけど(^^
また・・・真夏で日中のテント内でほぼ効果は期待できないでしょう。テント内は下手をすると40℃を軽く超えてきます。
真夏の車内を想像してください。これだと・・・最大13℃下がっても・・無意味です。
なので、あくまで冷風機の延長線の物です。期待が過ぎると・・・ショックしかないでしょう。
実際日中の車内でも涼しい風は感じる物の空間内は冷えていません。
まぁ太陽熱とモバイルバッテリー勝負は歴然ですね(^^;

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ここひえの家での使用と問題点

まだフィールドで使う前に家で愛用していました。
使わないのもったいないし・・・家で使うと結構涼しいんです。
詳しいデータは前述の記事に書いてありますが、気温23度で使用すると18℃くらいの冷風が出ます。
なので風呂上がりのアイスのお供にぴったりですね(^^
扇風機よりも涼しいですから。家ではかなり活躍してくれています。
ただ・・・
問題点ももちろんあります。
①水がこぼれやすい
斜めにするとすぐに水がこぼれます。
なので稼働しながらの持ち運びとかはほぼ無理です。
安全に持ち運ぶにはタンク内の水を使いきってからしばらく稼働させて本体内の水を気化させた後です。
かなりの量がこぼれるので水受けが必要ですね。
②タンク内の水はすぐ無くなる。
これは稼働させる強さで違いますが、最も強い「強」ですると1時間持ちません。
ただ・・・水が無くなっても完全に乾燥するまでは結構冷たい風が出ます。
フィルターが湿ってるうちは問題ないんですね。
なので水切れ=使えないという事はないです。水が切れてもサーキュレーターとしては動きますので(^^
③お休みタイマーが欲しい
これは贅沢なのですが2時間ほどで切れるタイマーが欲しいですね。
寝ている時など自然に切れてくれればありがたいですから。

とここまで問題点を上げましたが、もちろんメリットもあります。
①ポータブル電源で稼働できる。
電源サイトでなく、好きな場所にテントが張れるフリーサイトでも使用可能です。
②水だけで冷える
氷などが絶対要件ではないので、調達が可能ですね。
水はすぐ無くなりますが、横に水差しを置いておけば不便だ!っていうことはないです。
それよりもキャンプ中の冷風の方がありがたいです。

キャンプフィールドで実験

と問題点も確認したところでやっとフィールド実験です。
何故か?
夜が涼しかったので必要が無かった!というのが正直なところです。
それが暑くなってきたので、そろそろ出番となりました。
①日中に使用してみる。
夕方4時です。早速使用してみたところ・・・

暑い・・・さらに熱い・・・

冷風は出てきている物の周りの空気にかき消されて全く効果なしです。
また、モバイルバッテリーで使用しているため弱のままでの使用。
とてもとても温室効果に勝てるものではありませんでした。
あっつい・・・ということで長時間は実験にも耐えれませんでした。
身に危険を感じたので10分程でしたね。
まぁ想定した結果でした。

②日没後7時より使用してみる。
このころになると中の温室効果は緩和されています。
同じく弱のままですが、空気が動くこともあって、中に居てもさほど不快ではないです。
これなら・・・テント内でも十分に過ごせそうです(^^

③就寝前9時過ぎに使用してみる。
周りもちょっと涼しくなってきました。
こうなると・・・効果はかなり感じます。
同じく弱のままで使用しましたが、何となくヒンヤリするのが分かります。
これは、快適に眠れました。とはいえ夜中・・・外が冷えてきたのが若干の寒さを感じ出したので止めてしまいました。
意外と・・・外部からの熱の供給が耐えれば実感できるんですね(^^

気になっていた事の報告

いろいろフィールドに出た時にどんな感じだろうって思っていたことの報告です。
①モバイルバッテリーで何時間持つか?
モバイルバッテリーで使用できるとは言え稼働時間が短ければどんなに効果があっても意味がないですね。
外遊び屋が使用していたのは

24000mAhの大容量!スマホを5回以上充電できる容量を誇ります。
また微々たるものながら太陽光での発電および蓄電が出来るので長期のお出かけに便利!
これを使ったところ・・・6時間程度使いましたが、25%くらいの消費量?
満タンで4つ光るランプが3つになっているので、減ってはいますがそれほど大きなダメージではないですね(^^
ただ・・・あくまで弱で6時間使用ですよ。それ以上になると・・・もう少し必要でしょうね。

②湿度上がって結露しないの?
これは外遊び屋が一番気になっていたことですが、正直梅雨に時期なので少し結露はしました。
しかし・・・ここひえで加湿されたせいかどうかは微妙だなと思います。雨上がりでしたから。
よく考えてみるとポータブルエアコンをつけて、密閉しないんですよね。
ちょっと開けておいて、風も通しながらの使用でした。これだと・・・ほぼなかったと言っておきます。
ベッタベタになるという事はなさそうですね(^^

さらに冷やす方法

ここでもうすこし冷えないかと実験したのが

氷水です。買い物したときにスーパーで貰ってきた氷をいれてみました。
これは・・・冷たいです!確かに違うなって感じ(^^
いや類似品を探している時にこの方法が掲載されいてので実験しましたが、これは効果あり!
また・・・氷がちょっとずつ解けるので水が長持ちするんですね。これは発見でした。
水分がなくなると氷だけですが、それがちょっとずつしみ込むので、普通に水を入れるより断然持ちがいいです。
この後3時間ほど使用していましたが3分の1ほど残っていました。
この作戦・・・重要だな(^^

 

テントで実験してみた!2020年7月追記

数字を取ってみようとテントを張ってどのくらい温度が下がるか実験しました!
計測状態
テントの左にここひえを置いて右側の白い点が温度計です。
実験開始の温度は
テント内温度①
32℃です。日が当たると暑くなるので日陰での実験ですが・・・暑い・・・
これが
テント内の温度⑤
40分後には29度くらいで止まりました。
この温度差をどう見るかなって所です。
実際湿度は上がっているので、湿度対策として

こんなのを使用しています。これはある程度効果を実感します。
除湿と数度でも温度が下がれば効果は感じることもあるかなというところ。
詳しい実験記事は

8.最後に

ここひえはやっぱり9000円くらいしますね。ちょとおススメでいいですよって簡単におススメはできませんが、
外遊び屋的には買って後悔のないアイテムですね。家でも使っているので。
ただ・・・「涼しい」というのは比較的です。
個人の感性で変わるので、期待しすぎると・・・裏切られるかもしれません。
そのあたりは考慮くださいね。

2021年9月追記!
ポータブル電源で使用すると当然ながら電池切れの心配はありませんでした。
防災に!キャンプに!備えて安心!ポータブル電源BLUETTI「EB70」
強で使用できれば、案外効果がありそうです。

 



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