DODといえばファミリーやグループ、あるいはオシャレキャンパーが愛用しているイメージが強いブランド。
そんなDODが、ソロキャンプ用に新しいテントを投入してきました。
その名も「めんだこテント」。
ネーミングからしてユニークですが、中身はかなり実用的。
今回はシーカヤッカーである私が、この新作ソロテントを徹底的に分析してみたいと思います。

1 「めんだこ」って何?

まず名前の由来になっている「メンダコ」。

深海200〜600mに生息するタコの仲間で、平べったい体に耳のようなヒレを持った姿が特徴。丸っこくてかわいらしい、いわば“深海のアイドル”的存在です。
LIV HEART マスコット マシュマロアクアミエ メンダコ (全長約10.5cm) ぬいぐるみ ふわふわ 98206-26

今回のDODのテントも、その丸っこいシルエットと低めの重心から「めんだこ」にちなんだネーミング。
見た目のユルさとは裏腹に、しっかりキャンプで使えるスペックを備えています。

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2 メンダコテントのスペックをざっと確認

カラーブラウン
参考価格(税込)39,380円
組立サイズ(外寸)(約)W220×D215×H120cm
インナーサイズ(約)W220×D90×H120cm
収納サイズ本体バッグ(約)W32×D24×H14cm、ポールバッグ(約)W45×D10×H4cm
総重量(約)3.2kg (ペグを含む本体:2.5kg、ポール:0.7kg)
収容可能人数大人1人
材質テント生地:75Dポリエステル(PUコーティング、UVカット加工、遮光コーティング)
フロア生地:150Dポリエステル(PUコーティング)
ポール:アルミ合金
ペグ:アルミ合金
最低耐水圧テント:2,000mm、フロア:5,000mm
UVカットUPF 50+
セット内容テント生地、トップシート×1、メインポール×2、天井ポール×2、ロープ(長)×4本(テントに取付済み)、ロープ(短)×3本(テントに取付済み)、ペグ×15本、ペグ用収納袋、ポール用キャリーバッグ、テント生地用キャリーバッグ、タイベルト×1
その他特徴遮光率:99%以上
JANCODE4571697232723

収納サイズの合計体積は約12.6L。
バックパックには収められるけれど、UL派には少し大きく感じるかもしれません。

3 DOD「めんだこテント」 特徴を見て行こう!

遮光性能が本当にありがたい

朝日で早く目が覚めてしまう夏のキャンプ。
めんだこテントは遮光率99%ということで、幕内はかなり落ち着いた暗さ。朝ゆっくりダラダラしたい派のとっては、この点だけでも評価が高い。

丸いフォルムが風をいなす

全高120cmと低めの作りで、海辺や高原の風を受けても安定感がある。
背の高いテントほど煽られにくいので、シーカヤックで浜辺に張る時にも安心。

前室が意外と快適

前室部分にフロアがついているので、砂地や小石混じりの場所でも靴を脱いで座れるスペースを確保できる。
寝室と荷物置き場を分けられるのも便利。

分割収納がありがたい

テント本体とポールを別々の袋に入れられるので、パッキングの自由度が高い。カヤックのハッチに詰め込むときや、バックパックの隙間に収めたいときに重宝する。

4 気になるポイント

 

  • 総重量3.2kgはバックパックキャンプではやや重い

  • 収納サイズ合計12.6LとコンパクトではあるがUL基準では大きめ

  • 前室をキャノピーにするには別売りポールが必要

  • シングルウォール構造のため、湿度が高いと結露は避けられない

  • 5 居住性はどう?

インナーは幅90cm。
レギュラーサイズのマットを敷いてちょっとした荷物を置けるくらいの余裕。高さは120cmあるので、腰を下ろしても窮屈さは感じにくい。ソロキャンプにはちょうどいい広さです。
ただテント内でまったりしたい方にはちょっと狭いサイズ。
おこもりキャンプをしたい方にはちょっと手狭感はあるでしょう。

しかし前室リビングは椅子とローテーブルを置いて自炊するくらいなら十分。
フロア付きゾーンを使えば、靴を脱いで快適にくつろげます。

6 どんな人におすすめ?

 

  • 車やバイク、カヤック移動で「背負える快適さ」を求めたいソロキャンパー

  • 夏場でも朝遅くまで寝ていたい人

  • 設営をシンプルに済ませたい人

逆に「とにかく軽量・コンパクト最優先」の登山系UL派には重く感じるでしょう。

7 他テントとの比較表

 

テント名価格(税込)重量収納サイズ特徴
DOD めんだこテント39,380円約3.2kg本体32×24×14cm+ポール45×10×4cm遮光率99%、前室フロア付き
モンベル ムーンライト138,500円約1.8kg約30×φ16cm通気性重視、軽量
コールマン ツーリングドームST21,780円約4.4kgφ19×49cm前室広め、価格抑えめ
Naturehike CloudUp116,900円約1.5kg45×φ12cm 、 超軽量、登山向け

めんだこテントは「軽量」よりも「快適性」を重視したソロ用」。遮光と居住性を優先する人には最適です。

8 Q&Aコーナー

Q. バックパックキャンプに使えますか?

A. 可能ですが総重量3.2kgあるため、UL派には重く感じます。大型ザック推奨です。

Q. 夏以外でも使えますか?

A. 春~秋が最適。冬でも使えますが、シングルウォールのため保温性はそこまで高くありません。

Q. 雨に強いですか?

A. 耐水圧はテント2000mm/フロア5000mm。通常の雨なら問題なく使えます。豪雨や強風時はガイロープをしっかり張りましょう。

Q. 前室で料理はできますか?

A. 小型バーナーなら可能ですが、換気を十分に確保することが大事です。入口をキャノピー化すると快適です。

9 まとめ:背負える快適さを優先するならアリ!

 

「めんだこテント」は、ULテントのような極端な軽さはありませんが、遮光・防水・居住性のバランスが非常に良いソロテントです。シーカヤックやバイクで移動するキャンパーにとっては、ちょうどいい落としどころだと感じました。

背負えるけど快適さも譲りたくない、そんなソロキャンプ派にはかなりおすすめできるテントです。

 



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