外遊び屋です。
キャンプブームのお陰でギアの選択肢が増えました!
その前はそれほど種類が無かった焚火台も星の数と言えるほどの種類が出ています。
選択肢が広がり、楽しみ方も増えた一方これまでより気をつけなければいけない事も多くなりました。

地面へのダメージ緩和!

火を使う以上熱が出ます。
その熱で地面が温まると綺麗に整備された芝などが枯れたり、焦げてしまう事もあります。
キャンプ場にダメージを与えない事はキャンプマナーの1つです。
しかし昨今直火に近いスタイルの焚火台も発売され、熱が下に伝わりやすくなる物もあります。
焚火台
直火に近く雰囲気が良いので人気があるのですが、使うには気を使います。
今回この地面に近い焚火台をダメージを少なくできるか実験に挑みます。
うまくいけば安心して使えるはず!早速レポートします!

1 背の低い焚火台の魅力と今回の実験方法!

背の低い焚火台の魅力の分析と実験方法を紹介していきます。

直火感覚に慣れる焚火台!

背の低い焚火台が出た背景として「直火に近い」というポイントがあります。
昔ながらのキャンプは石でカマドを組んで焚火をする
そんなイメージ無いですか?これが直火です。
しかし整備されたキャンプ場に限らず焚火跡が景観を壊すという状況が生まれています。
直火をすると後片付けなどに手間がかかり、焼けた石などもそのまま残ります。
そういったことからほとんどの場所が「直火禁止」になりました。
ただやはり雰囲気が良い直火の焚き火!それを求めて作られたのが背の低い焚火台です。
ロースタイルの方にも扱いやすく、自然に近い雰囲気で焚き火が楽しめる。
そういった焚火台も数が増えてきました。

実験方法!断熱を考える!

今回は砂浜で実験です。
植物が焼ける心配がない事と焼けにくいという事があります。
その砂の上でプレートを遮熱板として断熱できないか?
そう考えたわけです。
その為に用意したのが2枚のステンレスプレート!
小さいステンレスプレート
1枚をかぶせるように下に敷きます。
大きいステンレスプレートを敷く
その上にかぶせるように大きめのプレートを敷きました。
プレート同士の間には隙間があるので空気も断熱してくれるはずです。
その為にプレートを逆さにして空間が作れるようにしました。
2段階のプレートで遮熱しながら空気層断熱する!
どのくらいうまくいくでしょうか?早速点火していたいと思います。

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2 使用焚火台と実験結果!

使用した焚火台と実際に実験結果を紹介です。

直火感覚を楽しめるファイアーセーフ!

今回使ったのはウルフアンドグリズリーのファイヤーセーフです。
ウルフアンドグリズリーのファイアーセーフを使う
高さが無いのでホントに直火感覚!それでいて燃焼効率もいいお気に入りの焚き火台の1つです。
断熱にも便利なファイアーセーフ
低いながら足があるのでその隙間にプレートが入り安定して使えます。
主張しすぎないプレート
断熱の為のプレートも少しはみ出しますが、主張しすぎないの焚火台の雰囲気は壊さずに養生できそうです。
荷物は増えますが、これで楽しめるキャンプ場が増えるならアリかなと思っています。

熱はどこまで防ぐことができるか?実験結果!

焚火を楽しむ

実験はともかく焚火を楽しみます!
久しぶりにお米を炊きます。
焚火で炊くご飯はちょっと炭の香りがして好きなんですよね。
今回使っているのは愛用品!スノーピークのアルミパーソナルクッカー!

今回はSのクッカーを使ってお米を1合ちょっと炊きました!
お米を炊く
さらにお肉を焼くなどしてたっぷりと3時間以上焚火を楽しみました。
そして撤収時!
焚火の後
土が焼けて赤くなることはありませんでした
実験成功!?
と思ったのですが、土を触るとかなり熱くなっていました
触れないくらいですね。ちょっと火傷をする温度でした。
今回は砂浜だったのでダメージが無いように見えました。
しかし芝生サイトだと焦げているだろうと思うくらいの温度です
つまり実験は失敗ですね。

この位の断熱ではだめだ!

そういう結論です。

3 総括!

土サイトならこのやり方でも何とかなりそうですが、植物がある場合はもっと高さを出すしかありませんね。
枯れ葉や落ち葉でも引火の恐れがあるので、他の養生が必要になります。
焚火シートも熱すぎると穴が開いてしまう事もあります(経験談)。
稀ですが焚き付けの時に枯れ葉などをしっかり焼いて灰を多くすれば断熱できる!って方もおられますがこの方法がうまくいくにはかなりの灰が必要になるのでその間にダメージが行きそうだなと思っています。
雰囲気が良い焚火台なんですけどね。

直火感覚!ウルフ&グリズリーファイヤーセーフの耐久性等レビュー!
もう少し高さのある焚火台なら効果がある断熱方法だろうと思います。
背の低い焚火台を使う際には断熱をしっかり考えてくださいね。
特に芝生など植物がいるサイトはダメージが出やすいです。
不安な場合は管理棟へ相談してください。ブロックなど貸してくれるところもありますよ。

今回のライター

【外遊び屋】
自然体験施設やキャンプ場勤務を経たシーカヤックガイド。
小豆島を一泊二日で漕破するカヤッカー!
雑誌「カヌーワールド」取材協力及び同行料理長(17号当時)
キャンプブログは2017年8月より毎日更新。
500記事を超えるキャンプギア使用レビュー作成と使用経験を持つライター。

 

 



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