外遊び屋です。
TC素材やコットン素材が珍しかったキャンプブーム創世記。
色々メリットがある中で特に声高に主張されたのが「結露しにくい」「影が濃い!」という2点です。
結露しにくいは冬場の大きなメリット、影が濃く日差しを遮るのは夏場のメリットになります。
人気メーカーの出現もありコットン幕は人気の幕になりました。
そして「夏場の暑さ対策に影の濃いコットンタープがおススメ!」といったことが色々なサイトに記載されました。
その当時がそれが事実でした!
時は流れ2024年!
しかし!
これまでこれは影が薄く夏場には向かないという事がセオリーでした。
そしてナイロン素材も進化しました!未だにこのセオリーが通じるのか?
検証してみました!
【外遊び屋】
自然体験施設やキャンプ場勤務を経たシーカヤックガイド。
小豆島を一泊二日で漕破するカヤッカー!
雑誌「カヌーワールド」取材協力及び同行料理長(17号当時)
キャンプブログは2017年8月より毎日更新。
500記事を超えるキャンプギア使用レビュー作成と使用経験を持つライター。
1 格安タープの特徴!
3×3だと一人か二人の影を作るにはちょうどいいくらいです。
ブッシュクラフトやソロキャンプに慣れた方ならそれひとつでタープ泊などが可能なサイズです。
ちなみにグランドシートやレジャーシートにもちょうどいいサイズです。
このサイズの詳細を見ていきます。
確かに薄い!その分持ち運びが楽!
先ほどの激安タープ!
収納サイズが25×25×5cm!そして重量は0.9kgです。
参考までにTC素材の3×3のタープの重量も見てみましょう!
外遊び屋も3.5×3.5を愛用しているGOGlamping HENGENの2.95×2.95!
収納サイズは約38x13x14cm!重量は約2.7kg!
単純に持ち運びだけを考えるのであればやはり軽量コンパクトなナイロンに軍配が上がります。
日陰を濃くする裏面シルバーシート!
夏場に指摘されることが多かったのが「ナイロンは日を透過し日陰が涼しくない」ということ!
しかし最近のタープには「210Tポリエステル防水素材を採用。裏側が銀色のシートによる二重構造で紫外線や熱も遮断しています」といった文言が良く書かれています。
どういうことなのか?
裏側が銀色です。
要は2重になっていて、裏側は銀色シートになっていてこれで日差しと熱を遮りますといった物です。
これにより日陰が薄くて暑いというこれまでの常識を覆そうというわけです。
なかなか考えてありますね!
2 格安タープを使用してみる!
海に遊びに行ったので使用してみました。
その感想をまとめてみましょう!
影はしっかり!
それほど長居しない予定で簡単に立てました。
しかし思っていた以上に影が濃いです。
これはびっくり!
これまでナイロンタープは色々使ってきましたがこの重さでこのしっかりした日影が出るとは思いませんでした。
タープは熱くなっているけど断熱はばっちり!
中は風も通り影にもなっているのでかなり涼しく感じます。
しかしタープ生地に触ってみると確かに熱い!
これが内部に影響を与えているわけではありませんが、断熱してくれている事はよくわかります。
実際使うとなかなか悪くない!というかちゃんとタープとしての役割を果たしてくれている事は感じますよ!
ちょっと気になる見かけ
最初の画像は分かりにくいですが、やっぱり外から見ると中のシルバーが見えます。
サイトイメージを気にする人にはちょっと目立つっていう感じはありますね。
ブッシュクラフト的な野営を好む方は目立つ色を嫌います。
そういったポイントではちょっと気になる人もいるかな。
完全にナチュラルカラーでなければ我慢できないって方にはこのシルバーシートはおススメ出来ませんね。
実際これで過ごして半日くらいだらだらしていました。
海風は比較的冷たいのもありますが、居住空間が快適!
影も濃く、海風も少し冷たい!エアコン空間にはかなわないまでも「この位なら大丈夫!」といったところですね。
3 総括!
TC素材のタープも持っているので比較した所感も踏まえてます。
実際日陰濃くするという点ではほぼ大差ないように感じました。
中も断熱されているので夫婦でタープ下にいても「暑くて帰りたい」という事はお互いありませんでした。
軽量でコンパクト、またお求めやすい値段ということは考慮すると断然ありな存在です。
タープ、そしてシートとしても優秀!
またサイドウォールとしても使えるので持っていると使える幅は広いです。
へたなグランドシートより格安かな。
DDタープなどのような使い方をしたい方はリングが多い物を選んでください。