外遊び屋です。
マナーという物は難しい!
ルールとも違いうし、どちらかというとガイドライン的な物です。
先日花火大会がドローンによって中断されるという事がありました。
「ドローンとみられる飛行体の影響 花火大会が一時中断」
これが規則に違反したのかマナー違反なのか分かりませんが、周りに迷惑が掛かったことは事実です。
今回昨今何かと問題になるキャンプマナーを取り上げます。
キャンプマナーにも正直「?」という事もあるので実際キャンプをし、またキャンプ場勤務経験から守って欲しい物をピックアップしました。
「もうキャンプ慣れてるよ!今更マナーは新たに仕入れなくてもいいし!」
そんな方もね。読まなくてもいいのでちょっとマナーについてもう一度振り返っていただきたいですね。
マナー=「礼儀作法」、ルール=「規則」です。
基本的にはルールはある条件下で決められ明文化されているので守らなければいけない物。マナーは作法で心がけですかね。
経験をもとに詳しく書いていきます。
【外遊び屋】
自然体験施設やキャンプ場勤務を経たシーカヤックガイド。
小豆島を一泊二日で漕破するカヤッカー!
雑誌「カヌーワールド」取材協力及び同行料理長(17号当時)
キャンプブログは2017年8月より毎日更新。
500記事を超えるキャンプギア使用レビュー作成と使用経験を持つライター。
1 キャンプ場勤務経験で絶対守って欲しい5つのルール!
まずはキャンプ場勤務経験から「これだけは守って!」って思っていた5つのルールです。
キャンプ場によりルールは違うので、他のキャンプ場でルールになっているか分かりません。
しかしその場合はマナーとしてやって欲しい5つです。
ゴミのルールはしっかり守る!
キャンプ場管理でもっともテンションが下がる作業の1つです。
ゴミの処理!
洗い場はまだ汚れるものと思っているので、特段でない限りはルーティンでこなします。
しかしゴミの分別!
務めていたキャンプ場は生ごみと缶・瓶と分けてありましたが、同じ袋に入っている事が多々ありました。
また細かい所では「缶は潰さずに」というところでも平気で潰して入っていました。
「ちゃんと守ってさえくれれば」、「家ではやっているはずなのに」そんな気持ちになったことを覚えています。
正直9割以上の方はちゃんとしてくれますので、トップで書くほどのことではないのですがテンションは下がりますのでこれはキャンプ場のルールに従っていただきたいですね。
9時以降は騒がない!
私がいたキャンプ場では夜に就寝時間は定めていませんでした。
キャンプだしじっと星を見たい方や焚火をしたい方、また語らいたい方もおられるでしょう。
寝る方もおられますが、静かに音ひとつしないという事までしなくていいという判断ですね。
友人たちとの会話が弾みお酒も入り思わず声が大きくなるかもしれません。
しかし話し声を「うるさいな」と思いながら我慢して寝ている方もいます。
起きている方も「隣で寝ている」という思いを持って小声で話してください。
また寝ている方も「久しぶりで嬉しいんだな」とちょっと気になっても「騒いでる」とは結論づけないでください。
お互いがやりたいようにやってる空間ですからね。
でも限度はあります。
どちらも迷惑になる様なら遠慮なく管理事務所を頼ってください。
テントサイトのボール遊びは危険だ!
これも明文化していないキャンプ場さんもあるのでルールとは言い切れませんが、キャンパーとしてもやめていただきたいです。
キャンプ場は焚火に限らずガスなど火を使っていることが多いです。ランタンもその例です。
テントサイトでのボールは火事や怪我の原因になる可能性があります。
小さなお子様のちょっとした遊びでもテーブルの上にある調理中の物や火のついたランタンが倒れることがあるのでテントサイトではボール遊びはやめていただきたいです。
火はちゃんと消えてから炭入れに!
これも経験談です。
くすぶってるくらいなら可愛い物!火が付いている物を炭入れにいれるのは絶対NG!
火消しツボでなく後からスコップで回収するだけです。
火が付いている物を入れると周りの炭が再度燃えだすこともあります。
絶対炭入れがあるからと言って火が付いている状態、火が残っている状態の物はやめください。
キャンセルはちゃんと連絡を入れる
年間数度あるキャンセル無しで来ないお客さん。
遅れているのか来ないのか分かりません。
またキャンプ場スタッフも労働者です。時間になれば帰宅するんです。
宿直がいますが、見回りなどもあるので受付が空になっている事もあります。。
万が一キャンセルするときには必ず連絡を、チェックインも遅くなる場合は目安時間を伝えてもらえると助かります。
チェックインが遅くなる場合、その周りのキャンパーに「後でここのサイトに人が入りますよ」と伝えておくだけで回避できるトラブルもありますからね。
ちょっと経験上愚痴的に入りましたが、この5つは明文化されていることが多いルールです。
マナーとしても知っておけばトラブルやお互いの嫌な気持ちを回避できます。
2 トラブル回避!知っておくと便利な4つのマナー!
明文化されていないし、知らないとついやってしまうのでは?って思う4つのマナーです。
知らずにやっていると知っている人には嫌な思いをさせることもあるので気を付けてください。
他人のサイトは入らない
区画サイトは分かりやすいですが、フリーサイトでも人のテントの近くや設営場所の近くは横切らないようにしましょう。
テントなどのガイロープがある範囲は入らないようにしましょう。
お手洗いとか水場が近くなるからという理由で通ってしまう人もいますが通られると嫌な思いをするので気を付けてください。
深夜の車のドアの開け閉めには注意!
車の開け閉めの際車の開錠音の「ピッピッ」という音も気になる方がいます。
また締める時の「ドン」という音はかなり響き渡ります。
やってる本人は気にならなくても周りにはそれで目を覚ます方もいますのでできるだけ静かに扉の開け閉めをしてください。
しかし朝明るくなってきたとき、また正直6時前後くらいからはある程度仕方ないのでは?と思います。
キャンプで朝が早いのは十分にあり得ます。
7時までテントの中で静かにしてほしい!
なんて声も聴きますが、学校じゃないですしね。朝の空気は気持ちいいものです。
朝起きない方に遠慮してテントからでないで朝の楽しみが出来ないというのもキャンプ場としては申し訳ないですね。
顔を合わすと適度に挨拶をしておこう
「どうも!隣に設営する物です!よろしくお願いします!」
と元気に挨拶に来れると戸惑う方もおられます。
反対に黙って目が合ってもいない風を装い全く会話しない方もちょっととっつきにくいです。
目が合ったら、顔を合わしたら適度にあいさつくらいはしておきましょう。
深夜や早朝の薪割りはNG!
キャンプで薪割りは必要に迫られることがあります。
それが無いと火が起きないって事もありますからね。
しかしバトニングなど薪割りは大きな音を出します。
流石に朝早く暗い時間から行うと寝ている方の迷惑になります。
小割などは前日早いうちに翌日用の物を作っておくと迷惑をかけず焚火に取り組むことができます。
ただ「ペグの打ち直し」についてはある程度許容していただきたいなと思います。
朝起きたらペグが緩んでいたなんてことがあります。
テント崩壊や危険にもつながりかねないので、必要最小限は仕方ないのでは?という感想です。
待って!そのスペース駐車スペースかも!
マナーというより知識ですが、フリーサイトの場合テントの横を駐車スペースにしていてたまたまその時車で出ているという事があります。
「いい場所あった!」とテントを張っているとその車が帰ってきてお互い気まずい思いをする事があります。
ただこの見分けは非常に難しいです。このスペース大丈夫なのか?判断できない事もあります。
一時期テントもトナラーという必要以上に隣に近い方がSNS上にアップされました。
マナーとしてではなく「こういった事例もある」ことを知っておくとトラブルも回避しやすいかなと思います。
周りに迷惑をかけないというところで音など時間関係の物が多くなりました。
3 上級者も気をつけて!慣れるほどの守りたい4つのマナー
キャンプに慣れているからこそ、ちょっと気になることはあると思います。
またキャンプ場やキャンプに愛着があるからこそついつい出てしまう事もあります。
ただ周りが困るな~って事もあるのでその例を4つ紹介します。
常連感は控えめに!
何度も来てくださる方はキャンプ場にとっても嬉しい限りです。
また来られてフランクに話しかけてくれるキャンパーさんや情報を共有してくれるキャンパーさんもありがたい限りです。
ただスタッフただけでなく来た方に対して「俺分かってるから」感でキャンプ場の説明は控えて欲しいです。
お客さん同士なのでキャンプに慣れていない方には「ちょっとやりづらい」と思う事もあります。
新たなお客さんとコミュニケーションをとるのも楽しいのですが、最初はちょっと控えめにしていただけると助かります。
他人へのヘルプは控えめに!
これもSNS上でよく話題になりました。
「教えたいキャンパー」
困っているように見えると「手伝おうか?」「教えようか?」と声をかける方。
それで助かることもあるのですが、困っているようで楽しんでいる事もあります。
「手伝うよ」
と声かけると断りづらいキャンパーもいるので、ヘルプは最小限に。
また判断に困るようなときはスタッフに「あそこ困ってるかも」と伝えていただいても大丈夫です。
景色を遮られても怒らない
これホントにあるんですよ!
「ここのこの景色を見るために来たんだ!景色の邪魔をされると許せない!」
区画サイトではどうしようもない事もありますし、フリーサイトならばそれを含めてフリーです(;^_^A
特に連休は人が多いので思い通りの景色やサイト作りができない事もあります。
キャンプ場としては申し訳ないのですが、正直「ごめんなさい!我慢してください」としか言えない事もあります。
他のキャンプ場のルールを適用しない
恐らくキャンプ良くしているんだろうなという方です。
「あそこのキャンプ場はこうだった!」
「ゴミは回収してくれた!」
などなど他のキャンプ場はしてくれたからこちらでそれをしないのは不親切だ!と言われることもありました。
それぞれのキャンプ場のやり方もありますので、他のキャンプ場がそうだからここもそうだと思わずルールなど文章にしている物は一度目を通してくださいね。
4 総括!
マナーというか愚痴が入ってしまいましたね(;^_^A
これでトラブルになったり嫌な思いをする事があったりしたことが多いのでご勘弁ください。
マナーは主張する方にも指摘される方にも「想い」があることが殆どです。
マナーではあるけどもお互いどういった思いがあるのか?そこまで考えられるといいなと自分でも思いました。
また自分のわがままを「マナー」という言葉で大きくする方がいるのも確かなんですよね。
マナー問題。
非常に難しいですが、こういったこともあるよと14つ列挙しました。
トラブルのない楽しいキャンプを!