「夏といえばキャンプ!青空の下でバーベキューして、夜は満天の星を見ながら焚き火を囲んで…」

SNSで見る写真はどれもキラキラしていて、初めてのキャンプを計画している方も多いのではないでしょうか。

誰もが一度は思ったことがあるかな😁

だけど実際に行ってみると、「えっ、これが現実!?」って思うようなことが次々と…。

今回は、「夏にキャンプを始めた初心者がつまずきやすい“理想と現実のギャップ”」を、失敗談も交えながらお届けします。

これから夏キャンプデビューする方に、ちょっとでも役立ちますように。

1 暑い!寝苦しい!まさかここまでとは…

まず最初にぶつかる壁。それは「暑さ」です。

昼は汗だく、夜もテントの中は蒸し風呂状態…。

「山なら涼しいと思ったのに」「標高があるから大丈夫かと…」と思ってたら、まさかの無風&30℃超え。

テントの中で寝袋なんてとんでもない!薄手のタオルすら暑い!という夜もあります。

対策

  • メッシュインナーや通気性の良いテントを選ぶ

  • 扇風機・冷感グッズを持っていく

  • 標高が高いエリア(1000m以上)を選ぶのも大切

ちなみに私の初回は子供の宿泊研修の指導員としての参加の夜!
暑くても涼むことができず、ただひたすら溢れる汗に耐えながら眠れなかった苦い経験があります。
扇風機を使う場合にはリモコン式でコントロールできる首振り型がおススメです。

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2 虫、虫、虫!!自然は過酷です

「虫よけスプレーだけで大丈夫」と思っていたあの日の自分を叱りたい。
虫除けが無くてもまだ大丈夫って甘く見た自分が許せない!
そんな経験があるんです。

夏のキャンプ場は、蚊だけでなく、ブヨ・アブ・ムカデ・謎の羽虫まで盛りだくさん。

夜になるとライトに虫が大量に集まり、「自然って、虫の家だったんだな…」としみじみ実感。

特に川沿いや林間サイトでは要注意です。

対策:

  • 虫よけスプレーは“ディート高め”のものを

  • 虫取り線香やベープ系のアイテムを併用

  • 長袖・長ズボンで肌の露出を控える

  • ポイズンリムーバーの携帯もおすすめ

虫と共に眠れたら、それはもうベテランです。
私はカヤックキャンプの取材を受けている途中にムカデに噛まれたこともあります😢
ポイズンリムーバーと常備薬で事なきを得ました。かならず備えてくださいね。

3 氷が足りない、水も足りない!

夏キャンプで過小評価しがちなのが「飲み物と氷」。

クーラーボックスに飲み物を入れて、保冷剤もバッチリ…と思ってたのに、昼過ぎには氷が溶けてぬるいお茶に。

しかも近くに自販機なし、スーパーも遠い。

「氷さえあれば……!」と何度思ったことか。

対策:

  • 氷は溶けにくい「ブロック氷」が◎

  • クーラーボックスの性能はケチらない

  • 水は1人1日3リットル以上を目安に

  • 飲料以外に、手洗いや洗い物用も忘れずに

私は無人島キャンプ時は10リットル近くの水分を持って行きます。
補充出来ない不安感、そして手洗いなどにも使ったり料理にも使ったりするのでたっぷりです。
カヤックのパッキングするときにちゃんとバランスを取らないと水分の重さで傾くこともあります(;^_^A

4 昼は楽しい。でも撤収が地獄

夏のキャンプ、昼間の楽しさは本物です。

川遊びして、のんびりご飯食べて、ハンモックでまどろむ――これは最高。

だけど…その後の撤収作業が地獄

炎天下でテントを片付け、熱々の鉄板を触り、干したタープはまだ湿ってて畳めない。

汗でベタベタになりながら、重い荷物を片づけて、「あれ、キャンプって修行だったっけ?」と錯覚するレベルです。

対策:

  • 設営・撤収が簡単なギアを選ぶ(ワンタッチ系など)

  • 2日目の撤収をスムーズにするために、前日の夜から片づけを少しずつ

  • 着替え・汗拭きシート・冷たいタオルを準備しておく

撤収で疲れ切って「もうキャンプいいや…」となるのは、あるあるです。

5 夏キャンプはダメ?…そんなことはない!

ここまで読むと「夏にキャンプなんてやめとこうかな…」って思うかもしれませんが、対策を知っていれば、十分楽しめます。

おすすめは「日帰りのデイキャンプから始めてみること」。

焚き火や夜の寒暖差に悩まされず、楽しいところだけを切り取れます。

さらに、涼しい場所を選ぶのも大切。

海風が抜ける場所、標高の高い高原、木陰の多い林間サイトなど、キャンプ場選びも“避暑”がキーワードになります。

6 まとめ:希望と現実、どっちも知って楽しもう

 

キャンプには、たしかに「理想と違った!」というギャップがあります。

特に夏は過酷。でも、それを知った上で準備して臨めば、自然の中で過ごす時間は本当に素敵な思い出になります。

失敗もひっくるめて、キャンプは「ちょっと不便を楽しむ」遊び。

希望と現実のギャップにがっかりしすぎず、少しずつ、自分に合ったキャンプスタイルを見つけていきましょう。

あのときの失敗が、今では笑える思い出になってる。

 



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