外遊び屋です。
最近キャンプでお米を炊くのに自信を持てるようになってきました。
基本的には
ご飯を炊くときの重り
焚火を使ってお米を炊きますが、どんな熱源を使っても基本は一緒です。
これまで
シェラカップで炊飯
車内の熱源を使ってのシェラカップでの炊いてみたり
海鮮定食
青竹で炊いてみたり
鉄瓶でご飯を炊く
鉄瓶でご飯を炊いてみたり
鉄鍋で炊飯
鉄鍋で炊いてみたりとチャレンジしましたが、今のところ成功を収めました!
ちょっと自信が出てきたので、外遊び屋のお米の炊き方を紹介したいと思います。
ポイントは待つ時間、火加減、そしてお酒。それでは詳しく説明していきます。

1.キャンプのお米を炊く基本的なやり方

まずお米を炊くときの基本は、お米を研ぐ、水加減をする、火にかける、水分が出るのが止まったら火からおろして蒸らす。
この順番ですね。
お米を研ぐのは昔は少しお米を傷つけるくらい強めの方が水分をよく吸いお米がふっくらすると聞いていましたが、
現在精米技術が上がりそこまで気にする必要はないそうです。
なので2,3回くらい軽く洗えばそれなりに汚れも落ちて問題ないと思います。
これに水加減ですが、水を入れて人差し指を水の中に差し込み、指先がお米に当たった時に水の高さが指の第一関節。
これが丁度いいくらいです。多少の誤差は火加減と蒸らしで何とかなるので気にしなくていいです。
そのまま中火くらいで炊いていき、
お米を炊く
ぶくぶく言わなくなったら、火からおろし、蒸らしたら完成!
これだけです。これだけなんですが、最初は緊張、そして失敗もしました。
その経験からこの工程のうち気を付けた方が良いポイントを挙げていきたいと思います。

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2.お米を炊くにはしっかり吸水!

まずお米を洗い、水加減をした後はたっぷりと吸水させてやってください。
10分程度ということも言われますが、外遊び屋的には20分から30分程度浸けておいた方が美味しく炊けます。
吸水させなければどうなるのか?炊き上がりのご飯に芯が残ります。
昔これを知らずに洗ってすぐ焚いていたので、必ず硬いご飯になっていました。
確かになれないうちは時間に追われることが多いキャンプですが、しっかりと吸水時間を取ってください。
テントを建てる前にお米を洗って吸水させる方もおられます。時間が無駄にならない方法でうまいな~って思いました。
炊飯器が今のように便利になる前には一晩米を水に浸けるという事もされていたので、浸けすぎあまり気にしなくて良いです。

3.ふっくら炊くためにお酒を少々

たっぷり吸水させたらいざ炊飯!となりますが、炊く前に日本酒を大さじ1杯くらい入れています。
これはおばあちゃんの知恵で教わったのですが、日本酒を事前に入れておくとお米がふっくら炊けるそうです。
科学的根拠もあるみたいなので、おまじない的な物ではありません。ぜひ試してみてください。
また炊く直前に水が減っていると感じることがあります。
これはお米が水を吸ったためなので再度水加減をする必要性はありません。気になる方はちょっとだけ入れてください。
ここで再び指先第一関節に合わせると水が多すぎて柔らかいお米になるので水を足しすぎには注意です!

4.火加減は最初にガッツリ!あとは中火で一定に!

お米を炊くには始めちょろちょろ中ぱっぱ・・・なんて言われ方をします。
最初はそれほど強くない火で、そして途中から火を強くして・・・なのかなと思っていました。
しかし実際は逆でした。
最初にしっかり温度を上げてお湯を沸かして中でお米をしっかり循環させます。
その後やや火力を落として、温度が上がりすぎないようにします。
すると徐々に粘り気が出て泡が崩れにくくなり、中から蓋を押し上げてきます。
鉄鍋で炊飯
そのまま水分がぶくぶくしなくなるまで待ち、完成となります。
外遊び屋は最初火力が上がらなくてもお米は炊けるだろうと思っていました。先ほどの諺を覚えていたので。
しかしなかなか上がらない温度は、お湯のままお米に吸水され、硬いお米になっていきます。
最初に温度を上げてお湯を沸かしてその勢いで中のお米を躍らせる。
そのテンションを維持させる火力で炊いていけば、しっかり炊きムラのないお米になります。
強火のままだと、底のご飯が焦げ付くので、火力を落としておいた方が、綺麗にお米が炊けます。
ちなみに美味しいご飯はお米が立っているといいますが、上手に循環していたお米がそのまま炊き上がれば
動いている状態で固定されるのでお米が立っている状態になると考えています。実際ホントにお米立ちますから(^^
また炊き上がりが分からない時は蓋を開けて確認してください。
これも「赤子鳴くとも蓋開けるな!」という言葉ありますが、途中で開けても全く問題ありません。
むしろ開けずに失敗するくらいなら、どれくらいの炊き具合か確認して、ちょうど良いくらいで火からおろした方がいいでしょう。
見ながら炊くので、焦げ付いたりすることもありません。

5.蒸らす時間をたっぷりとること!

火にかけてちょうど良い炊き加減を見たら完成!という訳ではありません。
最後に10から15分蒸らしてください。これで完全にお米の芯が無くなります。
また蒸らすことでお米の香りが良くなる気がしています。
ただ、火から外しているのでお米が冷めるので蒸らす時間は長すぎない方が良いです。

これが外遊び屋が成功する一連の工程と注意している点です。吸水から炊き上がりまで1時間くらいはかかるので
お米を炊くときにはきっちりと時間を逆算して始めてください。
続いては外遊び屋が経験した失敗例とその対処法です。

6.お米に芯が残ってしまった!

一番多いかと思いますが、お米に芯が残ってしまった時、おそらく吸水が足りなかったか、最初の火力が足りなかったかと思います。
この時は日本酒を少し振りかけてもう一度火にかけてください。
アルコールが飛んだくらいで火からおろして蒸らしておくとかなり状況が改善されるはずです。
これも3で取り上げたおばあちゃんの知恵ですね。ちなみに失敗したときに、炊く前から入れても美味しいよと教えていただき
現在の外遊び屋のスタイルになっています。キャンプでお米を炊く際にはちょこっと日本酒を用意しておくと安心です。

7.お米が柔らかくてお粥になってしまった

これは正直回復が難しいです。おそらく水加減が多かったことが原因ですね。
吸水させた後に、また基準値まで水を足した時に失敗したことがあるので。
この時には蓋を開けてお焦げが出来ない程度に火にかけて水分を少し飛ばしてみてください。
その後に蓋をして、長めに蒸らす時間を取れば状況が多少緩和されます。
完全にお粥になったことはないので、ちょっとお粥だな~って時には試してみてください。

8.お焦げが出来てクッカーから取れない

米が焦げ付いて、うまくクッカーからとれない時。
とりあえず取れるところを食べてしまってから、水を入れて一度沸かしてください。
あまり多く水を入れずに軽く沸かせばお焦げがふやけて取れてきます。
お粥状態になりますが、これが結構美味しいのでちょっと醤油を入れて食べてみてください。
水が多すぎないのがポイントです。キャンプの失敗も悪くないなって思える味ですよ(^^

9.お米を美味しく炊くクッカーの選び方

外遊び屋がお米を炊くときに重視する点は2つ。
①クッカーが丸くて熱源が均等に底に当たりやすい物。
②できれば気密性が高い事。
底が丸い方が熱が均等に伝わりお米が綺麗に循環するので炊きムラが少なくなります。
また気密性が高く中の圧力が上がるとお米がしっかりと中で動くのでふっくらと炊けると考えています。
この点を選んで押えて選んでいるのが

スノーピークのアルミパーソナルクッカーです。
底も丸く焚火で均等に熱が伝わる上に、作りがしっかりしているので蓋がきっちりしまって
アルミクッカー
重りを置かないと内圧で蓋が開いてしまいます。これなら内圧がしっかり上がるので
釣った魚でキャンプ飯
美味しくお米が炊き上がります。

また・・・

ユニフレームのキャンプ羽釜!
説明不要かもしれませんが最高に美味しいご飯が炊けます。
家でもキャンプ場でも活躍のお気に入りに飯盒です。
キャンプ羽釜
見た目で欲しいと思って発売日に購入しました!
トウモロコシご飯
トウモロコシご飯や、
マツタケご飯
マツタケご飯なども最高のコンディションで味わえます(^^
中にメモリも付いているのでこれで失敗することはないといえるクッカーです。

5合炊きも出ているので4人家族でもカバーできる大きさになりました。

またソロキャンプ用に

銅の羽釜もぜひ欲しいところです。

10.最後に

外遊び屋がお米を炊く際に気を付けているポイントを紹介してきました。
正直キャンプになれている方はお米の炊き方は心得ているので、今更感もあったのですが、
知人から聞かれた事もあり、また前回書いたときよりも格段自信がついたので再度書いてみました。
お米が美味しく炊ければ人を呼ぶにも自信がでますからね。
まだまだ修行していきたいと思います!

 



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