外遊び屋です。
キャンプに限りませんが趣味などで「初期投資さえ済めば安く済む」で始めたことが知れば知るほど出費がかさむという事はよくあります。
外遊び屋もそうでした。
キャンプを始めアウトドアは仕事として始めました。
それこそ興味のないジャンルでした、関わるうちに楽しいと思い、とりあえず最低限の物があればと揃え始めたキャンプギア!

なんだかんだで倉庫がいっぱいになりました(;^_^A

それこそ安いものから高いと言われるものまであります。
前提として「高い」と言われるものもその開発経緯やクオリティなど「納得のいく金額」であることは事実です。
ただ現実としてその金額を出せるかどうか?外遊び屋の懐事情で「高い」「安い」を分けていますよ。

確かに!

値段が良い物を買うにはそれなりに悩み考えた分愛着も湧きますし、悩んだ分だけ使いたいシーンを想像しているので使う頻度も高くなる傾向があります。

高い物を買うと長く楽しめる。

では高い物を買うのが良い事なのか?
先日の事こういったことがありました。

それは淡路島に旅行に行った時の話。
シーカヤッカーでガイド資格もある外遊び屋。
小豆島一周も果たして次なる目標に淡路島を検討していました。
シーカヤック小豆島1周!出発地・潮流・宿泊地など詳しくレポート!
今回淡路島に行く機会なので一度下見も含めてじっくり観察してやろう。
そんな気持ちです。
この日はなんとか雨も降らなず海の観察。
でもせっかく海を観察するのならと投げ釣りの準備を持って行きました。
釣りをする風景
こちらは8年くらい前にホームセンターで買ったちょい投げ竿。
旅先で買って2~3度使用して倉庫に眠っていました。
仕掛けもその時100均で買った物たち。エサも当時買ったパワーワームです。

正直釣れるはずない!

トップガイドも壊れているので「気分だけでも楽しめればいい」そんな気持ちでした。
合計3,000円もしないタックル。
もちろん「釣りをした」という気分だけ欲しいシチュエーションです。しかし不思議です。
釣れるはずのないと思っている仕掛け。しかし・・・

何故か高まるアタリへの期待!

不思議でしたね。
「ひょっとしたら食うかも」「何が釣れるかな??」
初期の思考とは別のことを考えていました。

そしてついに!大きなアタリ!

久しぶりに見ましたよ。ロッドが大きく揺れるところ。
無論残念なことにアタリだけで魚が釣れることはありませんでした。
それもそのはず。針は錆びかけ、フッキングしそうにない感じです。
しかしここから!

石を使って針の錆を綺麗に落とします。
餌も生餌になるものを探して浜を歩きました。

楽しい!

格安ロッド。そして今まで興味を失っていた分疎かにされていた手入れ。
それを工夫でなんとか乗り越えようとすることが楽しい。
ここで思ったんですよね。

あっ!道具の価格の高い低いって全く関係ないな。

もちろんコレクターなのでギアを集める事や使う事が楽しい性格です。
でもアクティビティの本質を楽しむことって道具で決まることじゃないなと思いました。

ひょっとするとあまりにも手入れが行き届いてないタックルを冷ややかな目で見ている方もいたかもしれません。
でもホントに楽しかった!

釣れるかも!

そう思う事がワクワクしましたね。
道具があれば楽しめる。
道具が「高い」か「安い」かの問題は、道具が「ある」か「ない」かの差ほど大きくないようですね。

改めていい経験でした。
でものね。釣れなかったのが悔やまれるのも事実!
やっぱりもうちょっといい道具を買って手入れをしておかなきゃ!
そう思いましたね。
こうして使うギアの高額化が始まるのかな(;^_^A

最近はめっきり聞かなくなりましたが、自分のキャンプギアの値段が高いか安いかを気にしている方もおられました。
でもつくづく「自分が楽しむ」という事に関しては全く影響はないですよ。

改めて外遊び屋の考え方を明記しておきます。

今回のライター

【外遊び屋】
自然体験施設やキャンプ場勤務を経たシーカヤックガイド。
小豆島を一泊二日で漕破するカヤッカー!
雑誌「カヌーワールド」取材協力。
キャンプブログは2017年8月より毎日更新。
500記事を超えるキャンプギア使用レビュー作成と使用経験を持つライター。

 

 



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