外遊び屋です。
薪ストーブは冬キャンプの花形!全く興味のないキャンパーは少ないですね。
テント内でぬくぬく過ごすスタイルもあれば外遊び屋の様に解放空間で熱を込めるスタイルもあります。
高価な物が多く簡単に手が出せないと思っていた薪ストーブもキャンプブームのお陰で格安2万以下で買えるものも増えました。
しかし安い物に手を出す前に知っておいた方が選びやすいポイントがあります。
今回3つの格安薪ストーブを買った経験からそのポイントを3つとおススメしたい薪ストーブを3台紹介します。
※実際使った視点から紹介ですが、テント内での薪ストーブ設営しないなので、そのポイントはありません。
1 格安薪ストーブを買う際に知っておきたい3つのポイント!
かつて2015年くらいはは5万円を超え3万円台だと「安い」と言われていました。
既に廃版となったDODの「メラテレビ」という薪ストーブは当時4万円を切り格安といったことを覚えています。
ついつい手を出してしまう格安品ですが、やはりいろいろ気になるポイントがあります。
その中でも特に気になり、買う前に知っておいて欲しいポイントを3つ紹介します。
怪我に注意!バリ取りは必須!
これまで購入した格安薪ストーブには軍手が付いている物もあり、「必ず手袋をつけて組立してください」といった記述があるものもありました。
それもそのはず切りっぱなしでバリ処理がほとんどされていないという物にも出会いました。
必ずしもすべてではありませんが、バリ取りは自分でする気持ちは持っていおいた方がいいです。
使い勝手が変わる?熱変形に注意!
薪ストーブに限りませんが、熱を入れる以上変形をする可能性はあります。
これは値段に関わらず覚悟しておく必要がありますが、格安品は「必ず変形」とみていいですね。
それにも許容できる範囲とできない範囲があるので一概に熱変形しても仕方ないとはいいません。
ただある程度の変形は覚悟が必要です。
こちらは天板が熱変形を起こしてクッカーに熱を伝えにくい状況になりました。
ただ再度変形して綺麗に接するようにもなりました。
このあたりを楽しむ余裕も必要かもしれません。
YouTubeが頼り?説明書が分からない
基本的には大丈夫な物が多いですが、説明書がかなり適当というものがあります。
メーカー品などは丁寧に細部やコツまで書いてくれている事のある説明書。
しかし格安品は「触ればわかるでしょ」とばかりの説明書もあります。
そんな時は大体先達がYouTubeなどで紹介してくれているのでそちらを頼ると便利です。
以上3点。
全体的に「詰めが甘い!」というポイントです。
しかしここに人手を割いて仕上げるとその分人件費がかかり値段が上がるのかなと思います。
格安品は自分で仕上げる!そう考えておいた方が良さそうです。
2 薪ストーブを選ぶ際に知っておきたい5つのポイント!
格安とはいえ1万円前後はするのが薪ストーブ。安易に買い直しはできない金額です。
そこで選ぶ際にこれを知っておくと失敗しないなというポイントを5つ紹介します。
外遊び屋も後悔したポイントもあるので、そこも詳しく紹介です。
収納サイズはきっちり把握!
一番大事なポイントだと思っています。
薪ストーブは一年の半分以上は使わないです。
そのキャンプギアが貴重な収納スペースを圧迫する可能性があります。
結果的に奥に追いやられシーズンには使いにくいって事もあります。
なので自分のキャンプギアの収納スペースと相談して箱型、折り畳み式などを検討した方がいいです。
外遊び屋も最初の薪ストーブは大きく、小屋を圧迫しています。
気に入っているのですが置き場には思ってた以上に困るので、ここは必ず押さえておいてください。
煙突は汎用性が高い物を選ぶ!
薪ストーブは必ず煙突が必要です。
これがテント内に設営するときなど煙突を延長することもあります。
付属の物だけでは足りない!そんな時に買い足す必要があります。
この時煙突のパーツが買えるのか?どのくらいの値段するのかまで含めて検討してください。
また火の粉の飛散防止にもなるスパークアレスターも別売品の径が合わない事もあります。
どういったパーツをつけるのか?またそれは汎用性が高いものなのか?検討しておいてください。
外遊び屋は7㎝の煙突でスパークアレスターに苦労しました。6cmでは格安品がいっぱいありますよ。
薪ストーブの炉内の高さに注意!
薪ストーブは色々あります。炉内の広さも色々ですが高さも見ておいてください。
せっかく買った薪ストーブ!天板の上でコトコトシチューやおでんなど調理したいじゃないですか。
しかし高さのある薪ストーブだと天板が熱くなるのに炉内の火力が必要になります。
場合によっては薪が大量に必要になるので、そこは覚えておいてください。
ちなみにキャンプユーチューバーのヒロシさんも自分の山に設置した薪ストーブは高さがあり調理しにくそうな動画もアップされています。
最後は炉内でウナギを焼いていました。
その気持ちわかるな~ってみましたね(笑)
薪を選ばない炉内の広さにも注意!
これまでの流れだとコンパクトな物がいいのかなと思いそうですが、小さいにも難があります。
中に入れる薪も小さくしなければいけないので手間がかかります。
市販の薪は40cm前後の物が多いです。
なので炉内も40cmくらいの幅は欲しいですね。
外遊び屋は薪を作ることが多いですが、やはり長い方が労力が無くていいです。
薪ストーブを使う際にはよく切れるノコギリも併せて持って行くと楽です。
林業の方も専門的に使う神沢精工のサムライ騎士は外遊び屋も愛用しています。
煙突の穴と開く扉の位置に注意!
薪ストーブは横が開いたり、縦が開いた入りと薪の入り口も色々あります。
また煙突穴も本体の横に合ったり、上部にあったりと一定ではありません。
自分の使う環境に合わせてここもみておいてください。横に煙突を伸ばす際には上部に穴があると不便です。
またもしテント内など狭い所で使うなら横開きは場所を圧迫します。
細かいポイントですが知って使う場所を想像してみてくださいね。
以上5点!外遊び屋も使ってみて「これは知っておいた方が後々使いやすいな~」って思うポイントでした。
3 外遊び屋も使うおススメポイント!薪ストーブ3選!
実際する使用する薪ストーブを3つ紹介します!
おススメしたくなる点など感じることを紹介していきます。
CHANGE MOORE 薪ストーブ 二次燃焼
初めて買った折り畳み式の薪ストーブです。
大きな横開きの窓があり炎が綺麗に鑑賞できます。
収納サイズは期待したほど小さくはないのですが、大きすぎることもないですね。
まさに観賞用の窓です。
炉自体がそんなに大きくないですが、市販の薪サイズで切ることなく使えます。
また背が高くないので、炉内の熱がクッカーに伝わりやすく調理しやすいというメリットもあります。
炉内のロストル、煙突にはダンバーが付いているので比較的扱いやすい薪ストーブです。
ただバリがあるので怪我には十分に注意が必要です。
もしくは最初に必ずバリをとってください。
基本スペック
●組み立てサイズ:38×18×288cm(煙突を含む)
●収納サイズ:44×36×9cm
●煙突サイズ:6cm
「
ホンマ製作所 クッキングストーブ
外遊び屋が一番最初に買った薪ストーブです。
広い炉内を持ち、煙突もニトリの10cmの径の物が使えるので安価に延長できる点を気に入って購入しました。
基本的には庭のシェードの下で使う事を想定しているで、火力を上げません。
その為天板で調理をするにはちょっと不向きです。
シェードはこの後高くして火の影響を受けにくくしますが、あまり火力を上げずに使っています。
しかし魅力的なのはその炉内の広さです。
その広さを利用して炭火でピザを焼いたり、肉をローストしたりもしています。
ヒロシさんも動画内で中で焼いていましたね。
ただ小さくならないので収納場所に困るという事もあります。
庭に常設したいのですが、錆びても嫌なので小屋にしまっています。
基本的には扱いやすく、薪も選ばないサイズなので最初の1台目として色々勉強させてくれました。
またバリは無いので安全です。これも価格の上下があるので購入の際にはタイミングが必要です。
基本スペック
●本体サイズ:φ350xH425(煙突含:940)mm
●煙突サイズ:φ100mm
●重量:6kg
Soomloom Wintour ULウード
シーカヤックの離島キャンプの為に購入したコンパクトな薪ストーブです。
防水バックの中に納まるので持ち運びも簡単!
カヤックのハッチにも収まるので安心して運べます。
組立は簡単ですが軽量なのでスパークアレスターなどつけて固定してやる必要があります。
しかし煙突径が7㎝なのでなかなかピッタリくるものが見つけられず現在6㎝の物を代用中です。
何とかハマる感じです。
値段が1万円以下で買えます。バリも少なめですが、熱変形はします。
使用している時にベコベコと変わるので扉が開きにくかったり、締まらなかったりします。
また天板か歪むとクッカーとの間が開きちょっと不便です。
そのあたりを楽しめる方には買って損なく、買いやすい薪ストーブですね。
現在このタイプは売り切れて脚が強化されたものが販売されています。
そちらの基本スペックを乗せておきます。
基本スペック
●本体サイズ:34.5×21×31.5/H275cm(煙突含む)
●収納サイズ:38×30×6.5cm
●煙突直径:7cm
Amazonの方が安く買えます。
4 薪ストーブの安全の為に持っていて欲しい2つのアイテム!
薪ストーブは楽しいキャンプギアですが、やはり持っていて欲しい安全のためのギアがあります。
それを2つ紹介します。
一酸化炭素チェッカー
外遊び屋はテント内で薪ストーブを使う事はありませんが、念のために持って行きます。
テントの前室近くでバーベキューをしてその一酸化炭素がテントに溜まっており一酸化炭素中毒になった事例もあります。
安全の為には複数台持っておくのが良いと言います。
特に外遊び屋は日本語対応で警報も日本語で発信してくれるものを使います。
言葉が分からないとパニックになりそうなので。
耐熱グローブ
薪ストーブは炉内に炎があるため、熱そうに見えない事があります。
しかし扉を開ける際のつまみ、また煙突などかなり高温に達しています。
安全の為にも薪ストーブを触る際には必ず耐熱グローブをしようしてください。
バリもあるものもあるので、その怪我防止にもなります。
他にもいろいろありますが、安全にはしっかり気を配ってください。
5 最後に
薪ストーブが格安になり手に入りやすくなりました。
また使ってみるとすごい楽しくきっと後悔の無い買い物になるでしょう。
しかし買替となると気合のいる価格帯。
事前によく想定して選んでみてください。