焚き火台をこよなく愛し30台以上を愛でる焚き火台コレクターの外遊び屋です。
今回TokyoCampさんの焚火台を提供いただきました。
ピコグリル398を主力として使う外遊び屋ですが、TokyoCampの焚火台はピコグリルの亜種であろうと思っていました。
ピコグリルのレビューはこちら→「ピコグリル398の耐久性などレビュー!100回使っても飽きない焚火台!」
しかしピコグリルのヘビーユーザーだからこそ言いますが、魅力が全く違います。
今回は焚き火台コレクターの外遊び屋がこのTokyoCampの焚き火台の良さ厳選5つを紹介!
またちょっと気を付けた方が良い所も含めて紹介していきます。
この値段でこの遊び方ができる!非常に楽しい焚き火台ですよ!
1 TokyoCampの焚き火台味わってほしい5つの魅力!
「値段が安い」「ピコグリルと同じような使い方ができる」というポイントが魅力ではありますが使って分かるそれ以外のポイントがあります。
今回はその中でも5つ!外遊び屋が「これはいい!」と思ったポイントを紹介していきたいと思います。
フラットなロストルで焚火の大きさ自由!
TokyoCampの焚き火台のロストルはフラットに近い形です。
参考までにピコグリル398のロストルは少し湾曲しています。
この湾曲により灰や炭が真ん中に集まり熱を維持し続けて燃焼効率が高まります。
一方で自然と中央に薪が集まりやすいので、小さな焚き火をするには工夫が必要です。
しかしこのTokyoCampの焚き火台はフラットなので小さな薪も自分で組み上げることが簡単です。
ちょろちょろともう少し焚火を楽しみたい時にもピッタリですね。
どの焚き火台も基本的には薪の組み方は自由ですが、より簡単に組むことができるので使ってて楽しいですよ。
調理中の薪補給か超簡単!
調理中に火力調整のために薪を補給することがあります。
この薪を入れるのにクッカーを除ける等煩わしい事があります。
しかしこの焚き火台は五徳がやや高めになっています。
五徳にクッカーを置いて調理している時にも薪の補給が横からもできます。
火力調整しやすいので調理にこだわる方にもピッタリです。
高い燃焼効率で燃え残り無し!
焚き火台は一般的にも燃焼効率が良い物ですが、TokyoCampの焚き火台も燃焼効率はいいです。
焚き火台に敬意を表して火入れの日には火打石で火をおこします。
火種が起きると火吹き棒で簡単に火が回りました。
綺麗に炎が上がります。
今回は流木を薪にしたせいもありますがきっちりと燃え尽きさせることができました。
ここまで灰になれば後片付けも楽になります。
火消しツボに移しておけば消火して持ち帰りやすくなります。
野営にも向いているオープン型火床!
これはピコグリル398と同じ利点ですが火床が広くまた開いている分だけ大きな薪が使えます。
長くても入ります。
また太い薪も並べてはいるので五徳の代わりとする事もできます。
野営ではなるべくノコギリを使わずに済みますし、キャンプ場でも薪が太い物があるので薪の細工無しで使えるサイズ感はありがたいです。
スピット付きで五徳選びに悩まない!
ピコグリル398では別売で五徳を何にするかを悩んだこともありますが、TokyoCampの焚き火台にはスピットが付いています。
五徳として使えるので標準装備で焚火調理が楽しめます。
ただこのスピットは太くて重いので徒歩キャンプなど荷物の重さを気にされる方は要注意です。
以上5点!TokyoCampの焚き火台を使って特に便利だなと思った点です。
焚き火台を30台以上愛する外遊び屋の意見ですが、野営も視野に入れて最初の焚き火台を選ぶ方。コストを最小限に抑えておきたい方にはいい焚き火台です。
ファミリーからソロへスタイル拡大する方のソロキャンプ用にも良い焚火台です。
2 TokyoCampの焚き火台を買う前に知っていて欲しい3つのポイント!
楽しい焚き火台でコスパも良いですが、購入前に知っておいて欲しい事が3つあります。
純に紹介していきたいと思います。
灰が落ちやすい!焚火シートの活用を!
ロストルのスリットがやや大きめです。
このお陰で燃焼効率は良くなりますが燃えた炭や灰が落ちやすくなります。
なので使用する際には焚火シートをおススメします。
野営時にも下に落ち葉などの燃えやすい物はきっちりとよけておいてください。
持ち運びしにくい構造
火を着けた焚火台を移動させることは非常に危険です。
基本的には移動させない事が前提ですが、少し動かしたいことは出てきます。
そんな時にTokyoCampの焚き火台不便です。
フレームをつなぎ合わせますが固定されません。
穴に刺しているだけなのでフレームを置いたときには安定していますが、パーツを上に引っ張ると簡単に外れます。
ちょっと動かそうと手前のバーを持ち上げると抜けてしまうので危険が伴います。
怪我防止のためにも知っておいて欲しいポイントです。
フラットにならない構造!
見た目がピコグリル398に似ている事もあり平らになると思うかもしれません。
収納袋もどことなくピコグリル398を彷彿させます。
しかしTokyoCampの焚き火台の構造上足が曲がっていたりロストルがフラットにはなっていなかったりまっすぐではありません。
この影響でピコグリルなどの様に全くのフラットにはならない構造になっています。
ザックの片隅には収まりますが、気になる方はこのちょっとした凸凹が気になる可能性があります。
買ってから「知らなかった~」って思う可能性もあるのでこちらで書いておきます。
以上3つのポイントは知っていると購入時の参考になるかなと思いました。
3 TokyoCampの焚き火台基本スペック!
数字的にTokyoCampの焚き火台を見ておきたいと思います。
●サイズ: 約40.2 × 21.2 × 26.8(cm)
大きな薪も安心して入れられる大きさです。
●収納サイズ:約32 × 22(cm)
こちらでは明記されていませんが厚さも1cmくらいあるかな~って思います。
●重量:985g
やや重いので重さを気にされるキャンプスタイルには合わないです。
しかし自重があるので重い薪を入れても安定しています。
野営で薪を選べない時には心強い重さですが移動にはリスクが伴います。
●素材:ステンレス
自重がありしっかりしているので少々使っても熱変形などは起きていません。
重さがありますがその分耐久度は担保されています。
●付属品:本体、ケース
スピットも付いています。
●価格:4,980円
この品質でこのクオリティですからコスパは良いと思います。
楽天一位やAmazonのベストセラーを獲得したことは納得できる品質と値段です。
4 最後に
ぶっちゃけ「あり」か「無し」かで聞かれると「あり」ですね。
外遊び屋的にポイントが高い所は薪を選ばず燃焼効率が高い。また自重があり安定しているところですね。
ピコグリルの様に火床が消耗品感覚でなく使えるので安心です。
車で行く場合には出番が多くなりそうです。
一方で重い所、完全にコンパクトにならない所はカヤックキャンプをする身としては合わない所かな。
初めてのソロキャンプの焚き火台に、またはフラットで炎がむき出しになるワイルドさが欲しい方にはいい焚き火台だと思いました。
正直ちょっと舐めていましたが、使うと「これいいわ!」ってなった焚火台です。
これを使いたくて2日連続で焚火に出ましたからね(笑)