あれは寒い寒い四国の山の中の話でした。

だいたいキャンプ歴〇〇年といってもかつてはいい季節しかキャンプせず今のように年中キャンプする人は少ない時代もありました。
キャンプ場が11月以降閉鎖されるのは雪のせいばかりではないんです。

そんな折。

冬キャンプでも行ってみるか。
気軽な気持ちでキャンプに挑んだキャンパーの失敗譚です。
情報が溢れている今でも十分にあり得る事態です。
もう8年くらい前になるでしょうか。ファミリーキャンプで起きた実話です。

1 無知から始まった!今思えばやばい状況!

外遊び屋の拠点は比較的温暖な瀬戸内海!しかも本土側です。
この拠点は雪が降ることは非常にまれで、冬場の車もノーマルタイヤで問題ないレベルです。
その外遊び屋が四国に上陸!
気候が変わるなどというイメージは全くありませんでした。
しかし!目的地のキャンプ場に向かう途中山が白い!

まさかあの山に行くって事はないよね~!あはははは~!

雪中キャンプだ~~~!すごいね~!

ってその雪の場所に行かない事前提で滅多に見ない雪に会話が弾んでいました。
そして横目に見ていたはずの山が正面に代わりずんずんと近づいてくる!

やばい!

そう思いましたね。
途中で雪道!轍も雪で埋まる状態!
挑むはノーマルタイヤ!
幸いな事に10年以上出番のなかったチェーンを積んでいました。
それを30分以上かけて途中で装着!なんとか目的地に到着!

危なかった~!

四国の山は雪が降る!
同じ瀬戸内沿岸では雪なんて降るというイメージもなく思いもしませんでした。
持っててよかったチェーン!

布製でもいい!チェーンは持っておこう!
そう思った経験でした。しかしさらに困難にも合うんです!

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4 SOS!水が出ない!!

大変な目に遭ったね~!

そんなこともいいながらキャンプを楽しみました!
しかし一番困ったのは翌朝でした。
キャンプでも朝が早い外遊び屋はまだ夜が明けきらない間に目を覚まし朝日を見ながらコーヒーを飲むのが楽しみです。

とりあえず湯を沸かすか。

周りにうっすらつもる雪を見ながら、溶けたら問題なく帰れるなと考えていました。
シングルバーナーを準備し湯を沸かそうとした瞬間!

火が付かない??

しまった!!寒さでガスが気化せず着火しない!
当時から愛用しているのはイワタニのジュニアバーナー!

CB缶は零下では着きにくい!
これは正直盲点でした。くぅ!温暖気候に慣れ過ぎた!
止む得ず焚火で湯を沸かそうと着火剤を準備したところチャッカマンさえつかない!!

寒すぎるとつかない事もあるのか!!

これには焦りました!
こんなに寒いのに火の気が使えない!温まれない!!
御飯も作れない!!

どうすればいいか!!

そのピンチを救ったのがファイアスターター!

まだまだ100均で売り出される前!動画でカッコよくて持っていました。
まだ経験も少なかったので得意ではありませんでしたが、そんな事言ってられません。
かなり真剣に!そして集中して着火させ無事暖を取ることができました。

冬場のガスはつきにくい!

知ってはいても実感していなかったですね。
しかもこれだけではありません。
焚火で体を温め、さてコーヒーと思いました。
思わぬ苦戦で時間も立ったため家族も起き出してきています。

水を汲みに行くか。

ウォータータンクも置いていましたが、氷ができていたため時間がかかりそう。
ならば水を汲んできた方が早いかと炊事棟に向かいました。
そこで今回3度目のびっくり!

水が出ない!!

蛇口が凍って水が補充できません。
これまたやばい!サイトに戻ってタンクの水を出そうとしてもやはり出ない!!
仕方なく上から氷を割って水をとり無事食事となりました。

キャンプ場とは言え水が出ない事もある!

結局帰るまで氷は解けませんでした。
ほんと持っててよかったタンク!(;^_^A

3 総括!

無事に帰りましたが貴重な体験でした。
このことから3つのことを学んでいます。

①キャンプ地の気候は天気だけじゃなくしっかり見ておくこと!
②火の気はガスだけでなく複数手段を持つこと!
③水の確保はキャンプ場でも大事

年越しキャンプに行く方も多いでしょう。
キャンプ慣れしているから大丈夫~って思っている方!
ひょっとすると落とし穴があるかもしれませんよ!
慣れていてもいつでも初陣の気持ちで!

でもそれもまた楽しい(笑)

 



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