着火の時に着火剤を使う事があります。
その中で木クズにロウが絡まっている物がありますよね。

何となく環境にやさしいのかなって思っていますが、着火の時にいかにも着火剤っぽくない見た目も好きです。
今回薪作りの過程でチェーンソーを使ったため大量の木クズが出ました。
チェーンソーで切った後
この木クズ!ロウで固めれば着火剤になるんじゃない?実験です。
「安くしたい」という物ではありません。あくまでも作れるんじゃないかという物です。
うまく出来たか?レポートします。

1 木クズ着火剤を作ってみる!木クズの大きさを合わせよう!


木クズですがよく見ると色々な大きさが混ざっています。
市販の物に大きなものが混じっているイメージが無いのでとりあえず大きなものは取り除きます。
木クズの大きさを揃える
園芸用のふるいである程度大きい物は除外して大きさを揃えていきます。
木クズの大きさを合わせる
ある程度揃いました。これで大丈夫でしょう!
続いてが試練となるロウと絡めてみます。

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2 意外と難しいロウの量!

100均でロウソクを買っていたので、それを使っていきます。
バーナーでロウを溶かす
きっともう使わないと思っていたおまけのフライパンがここで役立ちました。
ほんと弱火、なんならとろ火くらいでロウソクは溶けていきます。
画像は1本ですが、2本使って作っていきます。
メスティンで着火剤を作る
メスティンに木くずを敷いてそこにロウを流し込んでみました。
ロウを木クズに入れた瞬間は泡立ちますが、そのまま落ち着くので問題はなさそうです。
しかし敷いた木クズにロウを流しいれたので場所によってロウの厚さにバラツキがありそうです。
また木クズが少ないので燃焼時間に問題がありそうです。
とりあえずこれはこのままとして、もう1つ実験してみます。
続いては溶かしたロウに木くずを足していって、木クズにロウをしみ込ませ圧迫して木クズの量を増やすという手を取りました。
木くずを入れます
やっぱり溶かしたロウに木くずを入れると泡立ちます。
気にせず入れて行って、圧迫をかけて煎餅の様にしていきます。
着火剤を作る
なんだかそれっぽくなってきました。
着火剤を冷ます
いい感じです。2時間ほど冷ましました。ここでトラブル!

 

クッカーから外れない(;^_^A

 

軽く炙ってロウを溶かすことで何とか取れました。
まずはメスティンで作ったのはこちら!
メスティンで作った着火剤
大きさ的にはこちらがベストですが、やはりロウのムラが激しくほぼロウの場所があります。
フライパンで作った着火剤
こちらがフライパンで作った着火剤。密度は思った通り。作るのに時間がかかったので少し焦げています。
でもやはり理想的にはフライパンで作った方が近い物ができました。
果たしてこれが着火剤の代わりになるのか?実験してみました!

2 DIY着火剤が簡単に着火できるか実験!

最大の課題は「着火するか?」という点です。
単に木くずをロウで固めただけです。メーカーさんはちゃんと火がつくように細工しているのでは?
なんてことも思います。
悩んでも仕方ない!ということで最初に火がつきそうなフライパンで作った着火剤を使ってみます。
使いやすいサイズに割って使う
そのままは焚き火台に入らなかったので少し割りました。半分くらいの大きさです。
火がついた着火剤
ライターで簡単に火が付きました!着火剤成功!
かなり火力もありそうです。折角なの湯を沸かしてみます。
湯沸かししてみる
半分入れて焼く10分くらい燃えていました。なかなかの燃焼時間と火力。
湯も沸いたのでこのまま薪としても使えそうです。
調理してみる
メスティンで作ったものの方がロウが多すぎて滅茶苦茶炎が上がりました。
どうやらロウが多すぎる物はよくありませんね。燃え尽きるのが早かったです。
しかしこの2つのセットと拾った小枝3本でコーヒーを沸かしてホットサンドを食べることができました。
着火剤で作るごはん
正直思ったよりうまく言ったなという感じです。

3 着火剤をDIYした感想

正直思った以上にうまく行きました。
燃えるかな?って思いましたが十分に燃えますね。
楽しかったです。

ただロウは薄めの方がじっくりと燃えるので燃焼時間が長くて良さそうです。
またクッカーに煤がめちゃくちゃつくのが難点ですかね。

今回使ってみて着火剤としてもいいけど薪としても使えそうって思っています。
ロウを塗っているので少々濡れても火が付きますからね。
まだ木クズがあるので次はメスティンでロウを溶かしてそこに木くずを押し込んでいきたいと思います。
そうすると簡易的な薪ができそう(笑)

4 楽しみが増えた実験でした

今回流木を切った木クズから作っています。
今後作る時には
①ロウを溶かす
②木くずを入れてかき混ぜて馴染ませていく
③圧迫をかけて固形化する
④冷ましたら最後に軽く炙って外す

のステップを踏みたいと思います。
煙が出にくく爆ぜないのでこれを作っておくと庭でも焚火が楽しめそうです。
もう一度作りたいな!

木くずを作ったのはこちらのチェーンソーです。
またその時の話は↓

 

 



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