「冬キャンプの寝袋は最強なのに、なぜか背中が冷えて眠れない…」
雪が降る
積もらなくても雪がちらつくほど寒い日は珍しくなり


その原因、もしかしたらマットの「R値(アール値)」の見間違いかもしれません。
実は2020年を境に、キャンプ用マットの断熱基準はガラッと変わりました。この記事では、初心者の方でも失敗しないための「新規格ASTM F3340-18」の正体と、正しいマットの選び方をわかりやすく解説します!

キャンプ用マットのスペック表にある「R値」は、簡単に言うと「地面からの熱をどれだけ遮断できるか(断熱性)」を示す数値です。
  • 数値が高い: 断熱性が高く、冬の冷気をシャットアウトできる。
  • 数値が低い: 夏場は涼しいが、冬は地面の冷えがダイレクトに伝わる。
冬キャンプを成功させるなら、この数値選びが「寝袋選び」以上に重要になります。
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知らないと損!新規格「ASTM F3340-18」って何?

以前は、R値の測定方法はメーカー各社が独自に行っていました。そのため「A社のR値3.0よりも、B社のR値2.5の方が暖かい」といった逆転現象が起きていたのです。
そこで登場したのが、世界共通の測定基準ASTM F3340-18です。

新規格になって何が変わった?

  1. 公平な比較が可能に: サーマレスト(THERMAREST)シートゥサミットなど、主要メーカーが同じ土俵で数値を出すようになりました。
  2. 数値の信頼性がアップ: 以前の「自称R値」ではなく、厳格なテストに基づいた数値になりました。
  3. 旧基準より数値が厳しくなった: 多くのマットで、旧基準より数値が低く(あるいは正確に)修正されています。

【注意】中古品や格安マットを買う時の落とし穴

ここが一番の注意点です。メルカリやAmazonの格安マットを探していると、以下のケースに遭遇します。
  • 「旧モデルのR値」で販売されている: 2020年以前のモデルは旧基準のままです。今のR値4.0と、昔の4.0は「別物」と考えましょう。
  • 「自称R値」の格安マット: 新規格の試験を通していないメーカーもまだ多いです。
失敗したくないなら、商品サイトに「ASTM F3340-18準拠」という記載があるか必ずチェックしてください。
失敗しない中古ギアの買い方は👉【中古キャンプ道具の罠】2月の極寒で後悔しない!初心者がメルカリ・セカストで見るべき「3つの鉄則」

【気温別】必要なR値の目安は?

「で、結局どれを買えばいいの?」という方のために、新規格に基づいた目安をまとめました。
シーズン最低気温の目安推奨されるR値
春夏10℃〜1.0〜2.0
春・秋0℃〜10℃2.0〜4.0
冬(雪なし)-5℃〜0℃4.0〜5.0
厳冬(雪上)-10℃以下5.0以上
キャンプハック(CAMP HACK)などの専門メディアでも、冬場は4.0以上が推奨されています。

R値は「足し算」ができる!

「手持ちのマット(R値2.0)では冬は越せない?」と不安な方、大丈夫です。R値は重ねることで足し算が可能です!
  • 例: R値2.0のマット + クローズドセルマット(銀マット等)(R値2.0) = 合計R値4.0
このように、今あるギアを組み合わせて対策するのも賢い方法です。
キャンプマットのコレクション
マットを組み合わせることでR値は上げることができる

まとめ:正しいR値を知って、冬も快眠しよう!

キャンプ用マットを選ぶ際は、単に「R値の数字」を見るだけでなく、それが「新規格(ASTM)」に基づいたものかを必ず確認しましょう。
正しい知識でマットを選べば、冬のキャンプ場でも朝まで一度も起きずに爆睡できますよ!

 



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