梅雨である
雨が降っている 雨が降っている
いや雨だけならまだいい
風が吹いている 風が吹いている
雨の上に風が吹くとなれば焚火もできずただただテントに籠っているだけだ。
ならば・・・
庭に立ててあるテントの中に籠るのもさほど変わりはない。
田舎の良い所で庭でも静かに寝転んでいれば鳥の声が聞こえてくる
目を閉じて聞いていればそれなりに気分が入ってくる。
ポトリ
くそっ!
せっかく寝ころんでいたコットの上。ちょうどそこに来た鳥からの贈り物。
憂鬱である。
雨こそ降っていないが今にも降りそうな空。
テント内から見上げているとそれなりにいいのだが、先ほどの鳥からのプレゼントがどうも目の横に入る。
いっそ降ってくれたら流れ落ちるのだだ・・・
そんな思いと裏腹にこの日の空はぐっと雨をこらえている。うまくいかない物だ。
風があるのでテントの中も暑すぎない。
微睡むにはちょうどいいくらいである。
しかしこの風のせいで炭火も起こせない。
テントは格安ながら風に耐えている。しかしこの風ではできることもない。
打つ手なしか・・・
やや汗ばむ体をだるそうに横に向け鳥の贈り物からくたびれた豚の蚊遣り目を移して微睡む
微睡むしかする事が無いか・・・
でもそんな日もあってもいいのじゃないか?
いっそ深く眠りたいがそれ拒むものもある。暑さそして空腹。
不思議な物で仕事などに追われている方が腹は減らない。暇になるとやたらと腹が減る。
とりあえず食うか・・・
せっかくなのでキャンプ気分を引きずりたい
遮熱テーブルがひどく懐かしく感じる
あんなに人気だったのに最近は見ることもない
派手なCB缶の外観を見えないようにしてくれる点でも便利なテーブルだ
今回は暑さに負けないようにこだわりのインスタントラーメン
インスタントラーメンというところが外飯っぽくていい
しかも沖縄そば!
暑さを楽しむにはなかなかいいインスタントだ
インスタント沖縄
そんなところだな。しかしこのインスタントには若干手がかかる!
まずは熱湯沸かしながら麺をほぐす
そして別の器にスープの粉を入れ、麺をほぐした湯だけを先に器に移して粉を溶かす
これは食べ終わった器ではない
汁を移す時に逃げて行った麺である
なんだかちょっとあれな気分(;^_^A
最後に麺を移せば完成!
完成!
インスタントの割に手間のかかるインスタントだ
でも沖縄そばはラーメンというよりうどんに近いところがいい
手間のかかる奴だが沖縄に思いをはせることができる
そしてウマイ
まぁこんな憂鬱な日だが意外と悪くない一日である
あとはダラダラ過ごせばいいのだから
【あとがき】
ほんと雨の予報と風の予報で動けないとある一日の様子でした。
アウトドアマンとして一番の敵は風かな。
雨はある程度覚悟すれば楽しめない事はないけども風だけは焚火が出来ない上に装備が持たない可能性もあります。
さらにカヤックだと帰れなくなる可能性があるのでホント風だけはダメですね。
また今回の沖縄そばのインスタントラーメン!
いやはや手間がかかる!
基本に忠実にと書いてある通り作りましたが、もう麺ほぐして粉入れてもいいんじゃない?って思いましたね。
しかも手間だな~って思っていると七味を入れ忘れました(;^_^A
次は失敗しませんけどね。
どちらにしても今回のクッカーはフライパンと鍋そしてケトルセットだったのでスムーズに作れました。
ケトルで湯を沸かしフライパンに移して火にかけながら麺をほぐす。
そして鍋に粉をいれてからスープを先に移す。
なのでクッカーは2つは必要なのですが、このセットは助かりましたよ。
また遮熱テーブルもなんだか懐かしく感じましたね。
キャンプブームも終わりましたがドンドン見なくなるギアも増えてきました。
使うと便利なんですけどね。
最後に今回籠っている点とはFKstyleワンポールテントです。
無人島キャンプでも広々使える室内は便利でしたよ。
【外遊び屋】
自然体験施設やキャンプ場勤務を経たシーカヤックガイド。
小豆島を一泊二日で漕破するカヤッカー!
雑誌「カヌーワールド」取材協力。
キャンプブログは2017年8月より毎日更新。
500記事を超えるキャンプギア使用レビュー作成と使用経験を持つライター。