外遊び屋です。
キャンプクッカーの中で「レトロっぽい」とされるDUGの「焚火缶」を詳しくレビューしたいと思います。
サイズが「S」「M」「L」と3種類あり「S/M/L」「S/M」「M/L」とセット販売されています。
スタッキングして1つスッキリ収まるクッカーです。
大きさが色々あるのでファミリーからソロキャプ向け、さらに「アウトドア」感のある見た目です。
このDUGの焚火缶の歴史などの概要から実際使用して感じるメリットデメリットを詳しく紹介します。
容量的にはファミリーからソロまで幅広く使い方に、見た目や歴史的には無骨や野外活動感を重視する方におススメのクッカーです。
1 レトロ感!DUG「焚火缶」の概要!
どこか懐かしい雰囲気のあるDUG「焚火缶」!その概要から紹介していきます。
DUG「焚火缶」の歴史
かつて「ビリー缶」と呼ばれた西部開拓時代に使われていたクッカーがモデルとなっています。
焚き火に吊るす姿は焚火台などの現代キャンプスタイルでなかった時の姿を彷彿させる姿です。
またカウボーイなどの野営に使われたことからフライパンやカップとしての現在のクッカーにも備えている機能も備えています。
そしていつしか生産終了していたビリー缶をDUGが「焚火缶」として復活させました。
DUG「焚火缶」の基本スペック!
所有する焚火缶はSサイズとMサイズの物です。
●Sサイズ
本体:103H×127mm(径)(1160ml)・117g
蓋:51H×122mm(径)(440ml)・71g
●Mサイズ
本体:110H×153mm(径)(1880ml)・150g
蓋:47H×146mm(径)(620ml)・78g
●Lサイズ
本体:122H×180mm(径)(2960ml)・203g
蓋:48H×175mm(径)(980ml)・104g
Sサイズのもので米を2合炊くのにちょうど良いサイズです。
こちらがその時の画像!
混ぜるのにも手間がかからないくらいのサイズ感です。
こじんまりを目指したソロキャンプ用で考えるならば少し大きいと感じ、ファミリーまで使う事を考えると汎用性が高くなるサイズ感です。
お米を3合炊くにはMサイズ以上が必要となります。
重さは登山など荷物を背負う事を考えるとやや重いですが、オートキャンプを前提とするならば軽量で持ち運びやすいサイズです。
シャカシャカ感のあるナイロンの収納袋がついています。
汚れてもこの中に入れて持ち帰れば他のクッカーを汚しません。
●共通
材質:アルミニウム(アルマイト加工済) 取手:ステンレス
付属品:ナイロンケース
総重量:722g
以上DUGの焚火缶の概要でした。歴史を知ると更にこのレトロな雰囲気が魅力的に見えてきます。
2 DUG「焚火缶」レビューの前に使用風景!
まだ「ソロキャンプ」という言葉ができる前から一人無人島キャンプに通っていたソロキャンパーの目線でその使用風景や感想を紹介する前に実際使用している風景を参考までに紹介します。
流木焚火ハンガーでカヤック中の昼食づくり
ある日のカヤックキャンプ!
流木をハンガーとして使いました。
この弦は滅多に使う機会が無いのですが、五徳が用意できない状況下では便利です。
何より雰囲気が良いです。
この日はラーメン!どんぶり代わりにもなります。
釣りのお供にも便利だった焚火缶
こちらのハンガーにも雰囲気がピッタリです。
この日は釣りもしています。
キスが釣れてその時のバケツ代わりにも使用しました。
ちょっとした水汲みにも便利です。
とん火の焚火台とも相性ピッタリ焚火缶!
こちらはテンマクデザインのとん火での使用風景!
風防が高く作りが頑丈なので底ハンガーとして利用して調理しました。
イメージ的にはこんな雰囲気です。
完成されてたキッチンになっています。
通常の焚火台で使用する焚火缶!
こちらはハンガーを使用しない時の風景!
容量がたっぷりあるのでパスタを湯がくのにも便利です。
色々なシチュエーションで出番があるクッカーです。
3 使用5年目でDUG「焚火缶」を再レビュー!
ソロキャンプ歴15年以上のキャンパーがその使った使用感を詳しくレビューします。
ファーストインプレッションとは違うタフさ!
到着時の画像です。
こちらを最初に触った時は「薄い」と思いました。
この時までスノーピークのアルミパーソナルクッカーを使用していました。
その厚さと比べるとかなりアルミが薄いです。
またバリも多少あるので最初のイメージは「作りが雑」「華奢」というイメージがありました。
しかし5年使った後も大きな凹みもなく健在です。
購入時とは違い強度にも信頼を置くようになりました。
好感度高い広い汎用性!
サイズが豊富なのでシチュエーションに合わせて使い分けることができます。
ファミリーそうでMサイズでお米を3合炊き、Lサイズでカレー作りなど主食とおかずを作れる大きさです。
既に画像として出しましたがバケツとしても使用できるので、海キャンパーとしてはありがたいです。
また蓋がフライパンとして使えるだけでなく取り皿としても便利です。
この時はカレー!Mサイズの蓋でお米が1.5合くらい入っています。
カレー皿のような雰囲気もいいです。
とにかく自由に使えて汎用性の高さは好感度高いです。
ソロキャンパーには少し大きいサイズ!
ソロキャンプをメインで行うには大きいです。
Sサイズでも1L以上入るのでお米2合がピッタリサイズ。
もう少し小さなサイズのSSサイズも欲しくなります。
この解決策としては蓋の有効利用です。
Sサイズの蓋も440mlの容量があります。
深さもしっかりあるので鍋としても、蓋をアルミホイルにすればお米を炊くを少量炊くこともできます。
ただこのSとSSサイズが出るとソロキャンパーとしてはありがたいなと思います。
吊るせるクッカーは意外と貴重!
実は吊るすための弦が付いているクッカーは数が多くありません。
そのセットとなると更に少なくなります。
焚火にトライポットや焚火ハンガーで吊るしながら料理したいという方にはピッタリです。
以上4つのポイントが気に入っている点です。
タフさ!汎用性の高さ!そして数少ない種類のクッカー!
使い込んで損なしのクッカーです。
味が出てきています。
4 DUG「焚火缶」の不便な点と一緒に持ちたいギア!
名器「焚火缶」ですが、使っていると不満点もあります。
そのポイントと持っていると便利なギアも紹介します。
フラット面に置きづらい蓋
焚火缶のクッカーの蓋はフライパンなどに使えて便利なのですが、反っているためフラット面に置きづらい構造です。
このせいでカップとして使う時には中のコーヒーなどがこぼれる可能性があります。
このカーブですが、焚火缶の蓋は鍋型になっています。
弦を使用してぶら下げている時に蓋が開きやすくなる工夫ですが、このカーブのお陰でハンドルが水平面に開かなくなっています。
ちょっとしたことなのですが、知っておくとあとから不便だなと思う事が無いでしょう。
これを解決してくれるギアもあります。
それがAmazon限定ブランドSimple Planのクッカーコンボです。
焚火缶と同サイズで弦ではなくハンドル式のクッカーです。
この蓋がシンデレラフィットです。
この蓋のハンドルは水平に展開できるので置くときにも干渉しません。
DUGの焚火缶の蓋のハンドルにどうしても我慢できない時に合わせて持っておくと便利です。
ただその分吊るしている時の蓋の開きは悪くなります。
どんぶりとしては使いにくい構造
弦が付いているのでハンドルはついていません。
これがちょっと中をかき混ぜたい時、押さえておきたいときに不便です。
吊るしていると安定しにくいですからね。
またソロキャンプでラーメンを作った時にも持ちにくくなります。
そんな時に便利なのがDaisoやSeriaで売っているクッカークリップ!
本体だけでなく蓋を掴むときにも便利です。
ハンドルの水平にならない事が気になる時にはクリップで使っても便利です。
SOTOからは本家と言えるハンドルが発売されています。
使いにくい点もありますが、他のギアと組み合わせることでクリアすることもできます。
5 DUG「焚火缶」総括!
これまでのポイントをまとめてみます。
こんな方におススメ!
・ファミリーからソロまで幅広く使いたい方
・焚火ハンガーやトライポットを使って吊るして使いたい方
・通常のキャンプクッカーの形に飽きている方
・お求めやすい価格で実績のあるクッカーを探している方
・レトロなクッカーを求めている方
・カウボーイに憧れのある方(笑)
DUG焚火缶のおすすめポイント
・ニーズに合わせたセット選べる点
・ハンガーに吊るすための弦が付いている点
・華奢だけどタフに使える耐久性
・意外とお求めやすい価格帯
以上DUG焚火缶のレビューをソロキャンプ歴15年以上のキャンパーが紹介しました。
●S/Mセット2,860円~3,200円
●S/M/Lセット3,755円~4,265円