冬キャンプは寒さ虫も少なくキャンプ場も混まないゆっくりキャンプを楽しむにはピッタリの時期です。
また焚火など炎が綺麗に楽しめる夜が長く癒されたい方にはたまらないキャンプシーズンです。
しかし難しいのが寒さ対策
夜寒くて眠れない体験をしたキャンパーも少なくありません。
とはいえ薪ストーブや灯油ストーブは価格や一酸化炭素中毒の危険もあるので安易な導入はできません。
そんな時に簡単!これで寒さ克服という5つの方法を紹介します。
カヤックガイドも務めるキャンパーの外遊び屋も実践している無人島の実践法や緊急避難的に今温める方法もあります。
寒さ対策の選択肢に入れてみてください。

1 意外と寒い冬キャンプ!温度目安を知っておこう!

「段取り8割」という言葉があります。
キャンプもそうだなと思います。事前準備をすれば寒さ危険性も回避することができます。
「冬キャンプは寒い!」というキャンパーは言いますが、具体的な数字は何も入っておらず想像しづらいです。
キャンプに行くときの気温が何度でそれがどのくらい寒いのか?知っておく必要と準備しやすいです。
一般的に標高が100m上がるごとに0.6℃程度温度が下がると言われますが、ちょっと想像しずらいですね。
今は各天気予報サイトで細かい地域まで最高最低温度が分かるので参考になります。
ただその気温で体感でどの程度寒いか分かりづらいです。
これに関してはウェザーニュースに非常に参考になる服装と気温の関係の記事があります。
一部要約します。

◆20℃未満…カーディガン

◆16℃未満…セーター

◆12℃未満…トレンチコート

◆8℃未満…冬物コート

◆5℃未満…ダウンコート
(出典:ウェザーニュース「服装と気温の関係春ファッションを楽しむために知っておきたいこと」)

思った以上にしっかりした服装になります。
また風が吹いたり林間サイトで木陰だったりするとさらに体感温度が下がります
上記を参考にしながらプラスの寒さが来ることを想定して服装や寝袋の準備をしてください

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2 冬キャンプ!寒さをしのぐ5つの方法!

冬キャンプには寒さを感じる場面がいくつかありますが、その場面と寒さ対策を紹介していきます。
無人島でも十分通用する寒さ対策なのでご参考までに!

キャンプの寒さを抑える服装!

寒さを感じるところはいくつかあります。
注意していただきたいのは体の「首」がつく場所です。
「手首」「足首」「首筋」は冷えを感じやすい!
開いている場所で特に男性の方に多いですが短めの靴下を履いていると、ここから寒さが来ます。
この寒さ驚くほど寒いです。足首手首は締まって冷気を遮断してくれるか、しっかり長めの靴下を履くなど対策をしっかりしてください
インナーにヒートテックなどの保温効果のあるものを着ると効果的です。
今は各メーカー優れた物も出ていますが、普段の生活と兼用できる白の物もあります。
肌触りが合わなかったり逆に汗をかくこともあるので生地も見てから選んでください。

 

フリース素材や裏起毛なども有効ですが風通ると温度が下がるので、風を通さない上着も併用してください。
体温を奪われず温かくすることもできます。
上着はナイロンだと焚火の火の粉なので穴が開くこともあるので、難燃素材の物がおススメです。
ワークマンなどでアウトドア用の物が出ていますので見てみるのもいいでしょう。
ちょっとかっこいいオイルドジャケットという物もあります。

英国で使われている上着です。
使うほどに味が出るのでキャンパーにはぴったりですね。
バブガーが有名ですが、他にも英国産「Bt-Wilderness」のオイルドジャケットもあります。
こちらは14,000円くらいからも購入できます。
オイルドジャケット
なんだかパイロットが来てそうな雰囲気です。
オイルドジャケットは長さもあるので腰回りの冷気侵入を防いでくれます。
オイルドジャケットオイルドジャケット
手首や首周りもしっかりとガードされていて寒さ対策もばっちりです。
また生地も穴が開きにくいので安心して使用できます。
服装は冷気の侵入を防いいで保温!風によって温度を奪われない事を意識してみてください。

地面からの冷気を防ぐマットやコットをさらにパワーアップ!

冬はもちろん地面も冷えています。ここで寝るので地面からの冷気を防ぐ必要があります
マットは色々タイプがありますがR値が高いほうがより断熱してくれます
しかし分かりにくいですね。
荷物に制限が無ければマットは6cm以上のインフレータブル形式がおススメです。
地面の凸凹も感じにくく、温度も遮断してくれます。

外遊び屋愛用しているのはこちらです。

コットは地面に接しないので地熱を直に感じにくいので底冷えしにくいです。
しかし断熱はしてくれるのですが寝る時にナイロン生地は冷たく感じて温まるのもちょっと時間がかかります
マットの上にブランケットを1枚敷くと比較的暖かくなります。
寒さ対策のマットの上にブランケットを敷く
またコットなどでもシーツ代わりの温かくなるカバーもあります。

マットで断熱だけでなく保温できる物も使用するとさらに温かくなります

寝袋が寒く感じた時の対処法!

寝袋を選ぶ際には快適温度と下限温度を確認してください
快適温度は快眠できる温度なので表記の温度がどちらに当たるのかのチェックは必要です。
下限温度が0℃だと快適温度は6度以上と思っていた方が間違いありません。
値段も下がってきているので比較的お求めやすくなりました。

しかしいざキャンプ中にこれでは寒いと感じた時にはタオルや着替えなどを寝袋の中に入れてください
特に足元などに有効です。
これは寝袋の綿を増やすのと同じで保温効果が高まります。
ファスナー周りや、お腹周りなど冷気を感じやすい所にタオル一枚置くだけで体感温度が変わってきます。
あくまで緊急避難的な方法ですが、これで助かったこともありますよ。

かなり有効湯たんぽ作戦!

キャンパーでも湯たんぽを愛用している方は多いです。
金属の物で湯を入れてそのままシングルバーナーや焚火で温められるものもあります。

また湯を沸かして入れるだけのプラスチックの物もDaisoなど100均でも売っています。
湯たんぽは朝まで温かいので、寒さを気にする方は是非試していただきたいですね。
また当日寒い時には手持ちのペットボトルにお湯を入れて使っても湯たんぽ代わりになります
熱湯を入れるとペットボトルが破損する恐れがあるので少しぬるめの湯を入れてタオルで巻いて寝袋に持ち込めば中を温かくすることが可能です。
外遊び屋はステンレスボトルを使う事もあります。
焚き火で温めてタオルに巻いて寝ると朝までほんのり温いです。
ただこれらはあくまで緊急避難的な方法です。安全の為には正規品を使ってください。

焚き火の熱も無駄にしない!

冬場の焚火は温かいです。
しかし焚き火台は種類によって熱の方向性がなく温かさが逃げている事も多いです
冬場におススメなのはカマド型焚き火台です。熱に方向性が付けられるので前面が暖炉の様に温かくできます。
テンマクデザインのとん火の焚き火
またちょっと風除けを置くだけでも温かさが伝わってきます
焚き火の様子
熱を反射させて自分に方向に向けるだけで温度が変わってきます。
この熱のリフレクターになる物は今はたくさん販売されているので、冬に焚火を楽しみそれで暖まりたい方にはおススメです。

またコンパクトになる物であれば布製が便利です。

また焚き火台自体に風防を付けて熱に方向性を付けられるものもあります。

熱を無駄にせず自分の方向に向けるとチルタイムが温かくなります。

3 最後に

冬キャンプは情報を持ち準備さえすれば楽しいアクティビティです。
必ずしもストーブが必須のアクティビティではないので手軽に始めることができます。
今回は緊急避難的な方法も紹介していますが、準備さえしっかりすれば温かく過ごせます。
夜の寒い中で飲むお湯割り。またおでんの温かさが贅沢に感じるキャンプ飯。朝の冷え込みの中で飲むコーヒー!
どれも最高な体験です。

 

 

 

 

 

 

 



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