外遊び屋です。
キャンプギアで他の物と代用が効く物はたくさんあります。
工夫することがアウトドアの楽しみの一つなので「コレ」という概念にとらわれない事も大事だと思っています。
その代用が効く物の1つとして設営時にテントの下に敷くグランドシートがあります。
「使わなくても問題ない」と言われることもあります。しかし実際使うと「なるほどな」って思う事が多いですね。
今回はグランドシートを使うメリットと専用の物を使用した感想を詳しく書いていきたいと思います。

1 グランドシートを使う大きな3つのメリット!

グランドシートを使う大きなメリットを3つ感じています
まずはこの3つを紹介したいと思います。

テントの汚れを最小限に抑えられる!

テントの設営後地面から水分が出て湿気てきます。その影響でテントが汚れます。
芝サイトなら芝がびっしりと、砂地なら砂が、土なら泥となって付着してきます。
こうなると汚れを取ることが大変で、土がついている場合そのまま湿気を持ち込むのでカビが生える原因ともなります。
ブランドシートを敷くことで、テントが汚れることが少なくなるので危険性が減ります。
テントを広げるよりグランドシートだけを広げる方が場所も取らずに扱いやすいのでメンテナンスも簡単です。

石や木によるテントの破損を防いでくれる!

テントを張る際の基本はまずは整地ですが、昨今のキャンプ場は綺麗になってるので気にせず設営に入ることがあります。
しかし稀に石や木の根が出ている時があります。この時にテントを引っ掛けて破いたり、また設営後上から抑えた時に穴が開くという危険があります。
グランドシートを敷くことで直接地面の凸凹の障害物に当たらなくなるので破損の危険が少なくなります。

水分と熱を遮ってくれる!

地面は濡れているように見えなくても水分を持っています。その上にテントを敷くと水分がテントの底に着き、テント内に沁み込むという事もあります。
これを遮ってくれます。
また地面は熱もあり冬は冷たく、夏は暑くなってこの熱がテント内に伝わると不快指数が上がりやすくなります。
完全ではありませんが、一枚敷くことで熱を遮ってくれるので快適なテント内空間の為には必須のキャンプギアです。

またグランドシートは撤収時の一時的な荷物置き場になったり、レジャーシートとして使えたりまたいざという時にはタープ代わりにも使えます。
特に車載する時に片付けた荷物を一時的に置ける場所を作れることは車内に砂などを持ち込まない大きなメリットです。
無くても設営は出来ますが、あると出番が多いのもグランドシートの特徴かなと思います。
余談ながら野営を考える方は専用の物を持っておいた方がいいと思います。理由は後述します。

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2 失敗しないグランドシートの選び方!

基本的にはテントを出しているメーカーはグランドシートも出していることが多く、専用の物を使う事が便利です。
しかしテントは一張だけなくツールームテントやワンポールテントなど複数種類のテントを持つこともあるので、そのたびに専用を購入するのは負担が大きいという方は汎用性の広いグランドシートを選ぶことも必要かなと思います。

耐水圧をチェック!

グランドシートには耐水圧があります。レジャーシートにも耐水圧が書いている物があるので参考にして選んでください。
地面からの水分を遮ることが主な目的となることの多いグランドシートなので耐水圧が高い方が機能を発揮してくれます。
といっても1500mmくらいで大丈夫なので高い物を選ぶ必要はないです。

大きさをしっかり見ておこう!

グランドシートはテントよりも小さい物を選ぶことが基本です。
雨が降った時にグランドシートが水受けになりテント内に沁み込んでくる可能性があるからです。
基本的に雨を受けないサイズでテントやフライシートの中に納まるものを選んでください。
しかし
グランドシートの折り込み
織り込むことでテントの下に収めることもできるので必ず小さくなければならないという事はありません。

生地の素材もチェックして置こう!

主に化学繊維と合成樹脂の物があります。
合成樹脂の物は耐水性も高く雨天時には便利ですが重くかさ張る傾向があります。化学繊維の物はコンパクトになり軽量です。
荷物の量を決める大きな要因にもなるので積載や携行性に影響を与えない範囲で選ぶことが重要です。
収納サイズはチェックしておいた方が便利です。

3 専用のグランドシートを使ってみる!

専用のグランドシートを提供していただきました。
Rocacocoのグランドシート
基本スペックは
■サイズ:M140cm×210cm
■重量:約440g
■素材:210Dオックスフォード防水コーティング
■色:グレー
■耐水圧:10,000mm
他にもサイズがありますが、ソロキャンプや小規模なファミリーテントにちょうどいい大きさのMサイズを頂きました。
10,000mmという高い防水性能を持ちますがかなりコンパクトです。
最初の野営などの方は専門の物がおススメと書いたのがここです。
代用すると大きくなりがちなグランドシート。専用の物はコンパクトになるので持ち運びが便利ですね。
荷物を小さく収めたい方には専用の物から選ぶことをおススメします。
収納サイズは小さ目ながら
Rocacocoのグランドシートの生地の質感
生地は分厚くしっかりしています。
Rocacocoのグランドシートを広げたところ
大きさが210×140なのでサイドウォールとしても使える大きさです。
四隅にはループが付いているのでカラビナなどで吊り下げやすそうです。
Rocacocoのグランドシートをバンドックのソロドームに合わせてみる
140cmなのソロ用テントの下にハマります。長さはありますが
Rocacocoのグランドシートをバンドックのソロドームで使ってみる
幅はあるのでキャノピー下の居住空間が出来ました。
もちろん寝る時や雨の可能性がある時には
Rocacocoのグランドシートを折りたたむ
折りたたんでテントの下に入れ込みます。
実際使ってみると生地に厚さがある分、地面の小さな石の凸凹をかなり緩和してくれました。
これだけの厚さがあれば地熱の遮断も期待できそうです。
何より
使用後のRocacocoのグランドシートは収納出来た
使用後も簡単に収納袋に収まってくれました。
持ち運びが便利なので荷物を大きくしたくない方にもピッタリですかね。
値段も2,380円とお手頃価格です。生地の厚さがあるのでレジャーシートとして敷いていても石の凸凹を緩和してくれます。
お花見の時にも座りやすくなり、携行性もいいので便利そうです。

 

4 グランドシートの代用品を探してみる!

専用でなくても使えるグランドシートを探してみました。

大きいテントにも対応可能ユタカメイクのODグリーン

 

ブルーシートの生地ですが、色がODグリーンのユタカメイクさん。
大きさも小さな物から5×5m以上のものまである品揃えです。
色がキャンプ向きなので使っていてもブルーシートの様にサイトイメージを崩しません。
また値段もブルーシートより安くなっています。
分厚いのである程度の耐水性がありますが、その分コンパクトになりません。
色も値段も優秀だけどかさ張るところと生地質はちょっと気になりますがグランドシートの代用になります。

格安タープでも対応可能!

コンパクトになると言えば格安のタープ!

格安のタープもグランドシートとして代用できます。
耐水圧が高く、裏面がシルバーコーティングされているので断熱も期待できます。
セールなどでは格安で手に入ることもあります。大きくてコンパクトになるので選択肢の1つとして考えられます。
実際グランドシートをタープとして使用することもあるので逆でも使用できますが、正規の使い方ではないので注意は必要です。

5 最後に

グランドシートは見えない場所の物なので予算をあまりかけたくないという方もおられます。
高価な物を選ばなくても使用していた方が、テントの破損や汚れる危険を緩和してくれるのでメリットの方が大きいと思います。
持っておくとサイドウォールや簡易的タープ、レジャーシートとしても出番が多いですよ。

 

 

 

 

 



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