外遊び屋です。
ファミリーキャンプからソロキャンプへとスタイル変更が多かったのは昔の話。
2022年はソロキャンプからキャンプを始めたいという方が増えました。
新しい仲間が増えることは喜ばしい事です。
しかしいきなり一人でキャンプギアを探し出すとその膨大な数に翻弄されます。
それが楽しいのですが、今回は初めてのソロキャンプを始める方に
バンドックソロドーム
こんなキャンプをする外遊び屋が思うソロキャンプ用のテントの選び方を紹介したいと思います。
ただソロキャンプのキャンプギアってホント選ぶ人の癖が凄い出やすいんです。なので
画像を見て「この人でいいのだろうか?」というところも判断してくださいね(^^;
一応カヤックガイドもやっている人がこう思っているんだとという事は前提です。

1 初心者の初めてのソロ用テント!生地素材の特徴を知ろう!

Amazonや楽天を見ると魅力的な形なテントが多いです。どこをどうやって選べばいいのかここで迷うと思います。
まず最初はテント生地の素材に注目したいと思います。
殆どのテントはポリエステル、コットン、そして両方を織り込んだTC素材のどれかなので、この3つを見ていきたいと思います。
①ポリエステルの生地
テントの大多数がこの生地で作られています。ナイロンといった感じの生地で、値段によって柔らかさや厚さが変わったり、耐水性が変わったりします。比較的軽量でコンパクトに畳みやすく扱いやすい生地です。持ち運びやすいのでキャンプの軽量化をしたいときにはこの生地のテントが便利です。ただ熱に弱く、焚火の火の粉が飛んできた場合一瞬で溶けて穴が空きます。
②コットンの生地
綿100%といったところでしょうか。生地が厚いものが多いので影が濃くなり、日陰が涼しくなります。
また通気性が良いため冬場の結露が少なく済むという大きなメリットもあり、また見た目も反射が少ないのでオシャレな物が多いです。加えて熱には比較的強く、一瞬の火の粉くらいでは穴が空いたり、炎上したりすることはありません。焚火の近くでも安心して使える素材です。(燃えない訳は無いので注意は必須)。反面コンパクトにならず重くなるので収納場所や運搬に手間がかかるという事もあります。また完全に乾燥させて保管しないとカビが来る可能性があるので、メンテナンスはしっかりとする必要があります。

③TC素材
ポリエステルとコットンを組み合わせた生地で、コットンよりも安価です。扱い的にはコットンと同じような扱いが出来ますが、ポリエステルが入っている分だけ、生地にしなやかさが足りないように感じることがあります。焚火の火の粉にも一瞬耐えることが出来るのでポリエステルよりは安心して使える素材といったところです。ただこちらも収納は重く大きくなります。

どの生地も一長一短あるんですよ。なので自分のスタイルや移動手段。家での収納場所も勘案して生地も選んでください。

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2初心者の初めてのソロ用テント!ポールやフレームの数を把握しよう!

テントのタイプです。色々なタイプがあるのでそのポールの数やフレームの数でみていきたいと思います。

①ワンポールテント
かつてティピ型とも言われましたが、ワンポールテントという方が定着しました。
真ん中に1本のポールを立て、三角になるテントです。

画像はBUNDOKのテントですがこの三角形が可愛く人気のテントです。
ポールが1本なので比較的軽量なテントですが、三角形の為寝転んだ時の圧迫感があります。
寝るだけでも端の方は目の前にテントの生地がある状態なので気になる方も多いテントです。
しかし軽量化や、見た目、立てやすさなど人気が高いのもうなずける性能を持っています。
ロープで張るためペグが効きにくい場所では設営しにくいこともあります。

②ポール無しのシェルターテント!
ポールが無く木や倒木を利用して設営できるのがシェルターテントです。

画像はGeerTopのシェルターテントです。パップテントと同じような形ですが、テントを形成するポールが外にある事が特徴かなと思っています。
このポールが外に出ている事で、長さの合わない倒木や、木に吊しやすくなります。
スーパーシェルター設営
カヤックキャンプなどではパドルがそのままポールの代わりをしてくれるので荷物を少なくすることが出来ます。
ポールが無い分収納やパッキングが楽で軽いですが、現地に代わりになるもが無いと設営出来ません。

トレッキングポールで代用する事もあります。
こちらもロープで張るためペグが効きにくい場所では設営しにくい事があります。

③ポール2本のパップテント!
今やすごい人気です。パップテント!
パップテント
二つのポールで三角錐のような形状を作るテントです。
先ほどのシェルターテントと違い中にポールを立てるので、ポールなら何でもよいという訳ではありません。
生地がポリエステルならコンパクトになるので、選び方によっては携行性が良くなりますが、TC素材やコットン素材を選んだ場合には大きくなりがちです。
しかし内部は広い物が多く、キャノピーを開くことで居住空間が広くなり、タープも要らないのでこれ一つで足りるテントになっています。
このテントもロープで張るためペグが効きにくいと設営が難しい事があります。

④フレーム2本のドーム型テント!
もっともスタンダードで入門用テントとしても人気の高いドーム型テント!
バンドックソロドーム
2本のフレームで形を作り自立するので扱いやすいテントです。構造もシンプルなので設営も簡単です。
安価な物も多く、幅広いユーザーが使っているのもこのタイプです。
尾上製作所ファイヤウッドストッカー
キャノピーが付いている物や
モンベルミニタープ設営済み
そのまま前室が少しある物など幅広い選択肢があります。
2022年の流行はキャノピー付きです。
自立式の為ペグが効きづらくても設営自体は問題ありませんが、キャノピーを張るにはペグの効きが重要になります。

⑤フレーム3本のドーム型テント!
2本のフレームの物より前室が広く使えるテントです。

先ほどの2本フレームの前にもう1本フレームを出すことで前室が広くなる設計です。
広いスペースが取れますが、1本フレームが増えるので収納が少し大きくなりがちです。
自立式なのでペグに左右されませんが、キャノピーを張る際にはペグの効きが重要になります。

⑥ソロ用だけど2ルームテント
1人用だけど2ルームテントがあります。

ドーム型が多くフレームによりペグが効かなくても設営が楽な物が多いです。
以上6つに分けてみました。一般的にポールやフレームが多いかったり、設営サイズが大きかったりする方が収納サイズが大きく重くなります。
自分の興味のあるテントがどのタイプであるかで見ると大体の収納サイズと重さが想像できるようになります。

3 初心者でも分かる!ソロ用テントの選び方!

最初のテントの購入はワクワクします。しかし選択肢が多いので、上記したことを頭に入れながら選ぶと良いです。
重要視するのは移動手段です。
徒歩やバイクなど積載に限りがあったり、家での収納場所が限られたりする場合はコンパクトになるものを探した方がよいでしょう。
その場合はコットンやTC素材を避けて、ポールが少ないテントを選べばコンパクトのテントが選べると思います。
しかし好きな形やどうしても譲れない素材がある場合もあるので、パップテントでコンパクトを目指すならコットンはTCを避けたり、コットンを使ってみたいときにはワンポールテントにしてみたりと組み合わせである程度自由が効きますよ。

4 ソロ用テントの選び方!価格の違いはどう違う?

同じような形で値段が違う物が沢山あります。素材やサイズなどスペックでは差がないのに値段の差が2倍とかもあります。
これはまず素材の良し悪しあります。
同じ素材でもいい素材悪い素材、手触りがいい物やゴワゴワするものなどがあります。
なので値段が違うという事は素材が違うという事は頭に入れておいてください。
格安テントを購入したらシート部分がブルーシート並みだったという経験もあります。
また検品される回数も変わってきます。検品がきっちり行き届いてあれば不良品や初期不良が少ないですが、検品されていない場合は荒いところが目につくようになります。また縫製のがしっかりしてあるかなどにも差が出てきます。
しっかり良い物を手に入れたいときにはやはり値段は払った方がよいです。
ただ色々のタイプを探すのに最初は格安の物から入ること自体は悪い事ではないですよ。
良いテントを買おうと、格安のテントを買おうと自分のスタイルが違えば買い直すことになりますから。

5 格安だけどおススメソロ用テント!

所持しているわけではないので、これまでの経験からこれは買ってみたいというテントを紹介します。
まずは格安のソロ用テント!
①ワンポールテント「FIELDOOR フォークテント 280 二又ポール」

ワンポールテントで前室が広いタイプ!ただこれをおススメしたいのはワンポールではないからなんです。
なんとこのテントは二股式になったポールを使うので真ん中にポールが無く、過ごしやすい空間を提供してくれます。
いきなり変化球ではありますが、もちろんトレッキングポールを使うなどしてワンポールとしても使えるので汎用性が高いテントです。

サイズも寝るには十分なサイズがあるので、ソロキャンプなら広々使えます。
重さが3.9kgと重めですが、ポールの分重い感じですね。
軽くしようと思えばポールを変えればかなり軽くコンパクトになるテントです。
しかもこのテント!

5,940円という信じられない安さなんです。2股ポールでこの値段です。驚愕です。
Amazonだと

7,200円と少し値段が上がりますが、それでも格安です。楽天1位も頷けますね。
最初にワンポールテントを検討している方にはぴったりです。

②ミスターパップ 改良軍幕テント
続いてはなんとTC素材のパップテントです。

インナーテント付きのよくあるパップテント。
これが驚くことに

8,880円!これは正直びっくりでした。
1万円を切るTC素材のパップテントがあるとは!
楽天では少し値段が上がって

10,980円です。それでも格安のテントの部類です。
この二つのテント!ホント格安!ちょっと触ってみたいテントです。

6 テント選びに困ったら人気の高いソロ用テント5選!

ここでは人気の高いソロ用テントを5つ紹介です。
Amazonや楽天で上位に入ってくるテントです。
①コールマン ツーリングドームST

定評あるコールマンのソロ用テントツーリングドームSTです。
色も増えて人気も上昇中です。ヒロシさんも使っているのがこれかな。
フレームが3本のタイプなので前室及びキャノピーが広く使えてタープ要らずで使えます。
値段も12,000円前後と高すぎないのも魅力です。収納サイズが23×54cmと少し大きめですが、バイクなら問題ないかな。
重さが4.4kgなので徒歩だと少し気合の必要なテントかと思います。

②Soomlooom ミリタリーテント

インナーテントも付きのTC素材のテントです。
人気なのは

こちらのドアパネルをつけてキャノピーごとテント内に取り込める構造になっています。
また収納時も42x19cmとTC素材としては驚くほど小さく、重さも5.2kgと徒歩以外では持ち運びやすいサイズです。
これでテント本体が15000円前後。ドアパネルが7000円前後とお求めやすい価格になっています。
人気の理由も納得のテントですね。

ドアパネル

③DOD ライダーズワンポールテント

ワンポールテントながら広い前室を持ち、バイクも中に収められるテントです。

キャノピーにもなるので広々と使えますが、収納サイズも14×14×50cmと比較的小さめです。
重さは2.5kgなので徒歩キャンパーでもザックに入れて持ち運ぶことが出来ます。
値段は17,000円位と少し高めです。
圧迫感がでるワンポールテントですが、広く使えるテントになっています。

④オガワ ステイシーST

フレーム付きのツールームテントです。
解放することも、閉じることもできるので雨の日でも安心してキャンプのできるテントです。
広い前室は冬場でもおこもりキャンプが可能な広さです。
収納サイズは52×19×19cmと少し大きめながら重さは4kgとこのサイズとしては軽めです。値段は4万円前後と幅が広いです。
しかし移動は車などが無難ですかね。コタツなども持ち込んで重力型のキャンプにはピッタリかと思います。

⑤BUNDOK ソロドーム

コンパクトな設計で中は一人が寝るのがピッタリのサイズのテント。
ドーム型テントなので圧迫感は無い物の中に荷物を置くのは工夫が必要です。
小さいながらもキャノピーがあるので多少の雨にはタープなしで対応できます。
収納サイズが/W38xD15xH15cmとかなりコンパクトな上1.88kgと軽量なので持ち運びにも便利です。値段は1万円前後です。
徒歩キャンプやカヤックキャンプなど持ち運べるものが限られている時にぴったりなテントです。

7 最後に

並べてみるとやっぱりテント選びって難しいですね。
しかし素材と特性を見て行けば自分の欲しいスタイルが見つかると思います。
でもキャンプはレジャーの世界なので、たとえ失敗しても自分が「良い!」と思ったインスピレーションは大事にしてください。
好きであれば不便も乗り越えられますから(^^

 

 

 

 



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