外遊び屋です。
キャンプでお米を炊くのはハードルが高いとされますね。
外遊び屋も慣れるまでは結構緊張しました。なんだか試されている感が・・・(^^;
でもキャンプ場勤務時に飯盒体験などをしましたが、意外と失敗はするグループは少ないんです。
つまりポイントを掴めば焚火でも炭火でもガスでもそれほど難しくないんですね。
今回は簡単にお米を炊くコツを紹介!・・・・
だけだと面白くない!!
キャンプでお米を炊くときに「これをするとおいしい!」とされる3つのコツを実際試して検証です。
一段美味しいお米の為に!

1.基本的なお米の炊き方

流れさえ押さえればほとんど失敗することはないでしょう。
まず押さえたいポイントは吸水時間と蒸らす時間、そして火力です。
水加減は?と思われるかもしれませんが、水が多すぎて失敗!といことは少ないですね。
いや明らかに多いと失敗しますが、あまり繊細に気にしなくても大丈夫かと思います。
では簡単な流れを!
①お米を洗って30分以上吸水させる!
 重要ポイント!吸水が短いとお米に芯が残ります。
②火にかける前に水の量を調整!
 確か学校で習った時にはお米に対して1.2倍くらいの水の量としていた気がします。
 でもキャンプの時にはもっと簡単に確実に忘れない計量方があります。
お米の水加減はここまで
 水の中に指をさして指先がお米についたら、水の量は第一関節まで。
 これでほぼ失敗しない水加減です(^^
③強火にかける
 強火にかけて一気に中のお米を沸かします。
 蓋がごとごと言い出したら、ちょっと遠めにして火力を押えます。
 すると中からノリ状の液体が出だします。お米が炊け始めている証拠です。
 これをじっと見ていて、水分が出なくなったら・・・
 ちょこっと蓋をあけて中を確認。水気が無くなっていたら火から外します。
 お米を炊くときに「蓋を開けるな!」といいますが、外遊び屋の経験上
 派手にあけて放置しない限りはそれで失敗はありません。ギャンブル的に最後まで開けないより
 途中で確認した方が失敗はないです。
 水が多ければ水分が飛ぶまで蓋をして待ちます。この時が一番焦げやすいので注意してください。
④蒸らす!
 程よい水分になったら火からおろして、20分以上蒸らしてください。
 蒸らさないとやっぱり芯が残ります。

これだけでそれほど問題なくお米は炊けます。

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2.失敗例

ここで外遊び屋の失敗例をご紹介。
原因は焦りです。
①火力が弱すぎた!
 時間が無かったので炭を熾している途中の火でも何とかなるかと
 炭に火が回るまでの時間を利用して炊飯を試みる。
 最悪吸水くらいの時間確保かな~なんて慢心もありました。
 けっか・・・生ぬるい生米になりました。
 芯が残るなんてレベルではありませんでした。生米が温かく膨張している感じです。
 食べれないし、炊きなおせないし・・・
 結局お湯に米を浸していた状態になっていました。お湯だとお米の吸水は早くなり、
 水をどんどん吸っていくのですが、温度が上がらないので米は炊けずただひたすら吸っていった。
 という状態です。これはね。ホントに反省でした。なので火力は強めが良いですよ。
②飯盒に対して火点が狭すぎた。
 これは兵式飯盒を使った時の話。急いでお米を炊きたかったので兵式飯盒を使うのに
 ちいさなネイチャーストーブでお米を炊きました。結果・・・火があるとこしか炊けない。
 お米を炊く際にはクッカー全体を覆う火が無いとお米が対流せずに炊きムラが出来るんですね。
 生米と炊き立てのお米の共演・・・・。大失敗でした。
恥をさらしております。同じ失敗はなさらぬように・・・。

3.芯が残った時の対処法

お米を炊いた後に・・・
「あ~芯が残っちゃった!」なんてことは確かにあります。
そんな時にはおばあちゃんの知恵!
お酒を少量振りかけてもう一度軽く火にかけてお酒を飛ばしてください。
すると・・・芯が無くなりますよ。どうやら科学的根拠もある対処法ですが、
外遊び屋には理解できませんでした(^^;
ただ確実に芯はなくなるので、失敗した際にはお試しください。

4.3つのコツを検証

これをするとお米美味しくなるよ!!って聞いている事3つを検証です。
ホントにちがう~?って感じでした。
①お米を洗った後、ざるに挙げて吸水させる
お米をざる上げて吸水
お米を洗ったあと一度上げて30分以上置いてから炊くと美味しいよって。
調べてみると、炊きムラが少なくなるや、お米がしっかり吸水する。
またお米を浸けておくと水分を吸い過ぎるのでちょうどいい水分量を吸水させる。
などのメリットをあげられています。
ただ昔精米技術が今ほど良くなかった時の対処法と紹介されていました。
実際どうなんだって試したところ・・・
お米の甘みが強くなった気がしました。羽釜で炊くといつもおいしいんですけどね。
ただ・・・食べ比べていないので「手をかけた」という先入観があるのも事実。
驚くほど・・・という訳ではないですが、試す価値はある方法です。

②お米を炊くときには蓋は重い方がいい!
これは絶対です!!重ければ重いほどいいわけではないですが
お米が炊けるときに水分があがり、蓋がパカパカしますよね。
これを重みでなるべくパカパカさせないようにします。
たとえば
お米を炊くときのお守り
石を置いてみたり
クッカーで重りの代わり
次に焼く予定のお肉を余熱を込めて置いたり。
こうすることで中の圧力が上がり対流が良くなる・・・と理解しております。
コレで炊くと・・・いつも以上にお米がふっくらします。
特に!

スノーピークさんのアルミパーソナルクッカーはアルミなのにかみ合わせばっちり!
重りを置けば内圧が上がるので実に美味しく炊けます。
また同じく愛用品の
ユニフレームキャンプ羽釜
蓋がかなり重くできています。釜の形状も手伝って
段違いにお米が美味しくなります。家族のキャンプの時には
何があってもこれだけは持って行って欲しい!と言われるクッカーです。

三合炊きなのでうちにはちょっと量が足りないよ~って方は

同じ作りの5合炊き(ユニフレームさんではなく、弦は無し)もあります。
いや・・・羽釜のお米は是非試していただきたい!ふっくら感が違いますよ!

③日本酒を振りかけて炊く
お米に少量の日本酒
これは先ほどの芯が残った時の対処法でも出てきた日本酒。
炊く前から少量振りかけていくと・・・
お米の香りが立つようになります。
入れすぎるとお酒の臭いになるので注意が必要ですが、
少量振りかけておくと、ホントお米の甘い香りが際立ちます。
何度か試すと自分の適量がわかります。
ちなみに外遊び屋失敗して「お酒を注いだ」事があります(^^;
友人から「あ!うまい!!何?酒米炊いたの??」なんて言われましたが
ちょっとお酒の匂いがきつかったかな(^^;
でもふっくらしましたが、お子様にはちょっと無理だろうなって感じでした。
なのであくまで振りかける程度で(^^;

5.最後に 

実はお米をざるにあげておくっていう方法が気になりながらやってなかったので
それがどうしてもやりたかったんですね。結果・・・試してみる価値はあると思います。
キャンプの炊飯は慣れている方には難しくない事です。また飯盒炊飯もスタッフが立ち会っていると
よっぽどのことがないと失敗は無いのでポイントを押えれば間違いないないです。
でもそこでとどまらず「美味しくなる」といわれるコツを3つご紹介でした。
焚火で炊くとほんのり炭の香りがするのも魅力です。あぁ・・・食べたい・・・。

 



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