外遊び屋です。
気候の良い時期や連休を狙ってキャンプやデイキャンプの計画を立てている方も多いのではないでしょうか。
開放的な青い空と緑の山、そしてせせらぎの聞こえる川に囲まれて過ごすアウトドアは本当に最高ですよね😀
キャンプに限りませんがアウトドアのお楽しみといえば、やっぱり「BBQ!」「炭火焼き料理」!🔥
しかし、初心者の方からよくこんなお悩みを耳にします。
「火おこしに時間がかかって、お肉を焼くまでに力尽きてしまった……」
「いざお肉を焼き始めたら、炭火の火が弱い状態になってしまい全然焼けない!」
今でこそ「ベテラン」と呼ばれる方たちもこの道は通った道なのです。
そこで今回は、30台以上の焚き火台・火器を持つ自称焚火台コレクターであり、シーカヤックガイドの私が、「失敗しない炭火のおこし方」と、誰もが直面する「炭火の火が弱いときの対処法」を徹底解説します!
これを読めば、もうキャンプ場で火おこしに迷うことはありません👍
① 遠赤外線で肉が旨い!キャンプで炭火が楽しい2つのポイント

そもそも、なぜガス火ではなく「炭火」を使うと料理が美味しくなるのでしょうか?
それには科学的な理由と、アウトドアならではの癒やし効果があります。
遠赤外線効果で外はカリッ、中はジューシー
ガスを燃やすと水分(水蒸気)が発生しますが、炭火は遠赤外線を多く放射するため、食材の内部まで効率よく熱が伝わります。。
漫画美味しんぼの炭火でウナギを焼く理由にも出てきましたね。
食材の表面を一気に焼き上げて旨味を閉じ込めるため、お肉はジューシーに、干物や野菜はホクホクに仕上がります。この「圧倒的な美味しさ」こそが炭火最大の楽しさです。
じっくり育てる「火」そのものが極上の癒やし
炭火はガスのようにツマミ一つで火力を調整できません。
自分の手で火をおこし、炭を配置し、火力をコントロールする。その不便さの中にこそ、日常を忘れさせてくれるアウトドアの贅沢な時間が流れています。
② 【プロが警鐘】絶対に油断NG!炭火に潜む2つの危険と安全対策
炭火は楽しい反面、正しい知識を持たないと重大な事故に繋がります。
カヤックガイドの現場でも最も気を配る「安全対策」を2つお伝えします。
見えない恐怖「一酸化炭素中毒」を防ぐ鉄則
炭は炎が見えなくても、燃焼している限り大量の「一酸化炭素」を発生し続けています。
テント内や閉め切った室内での使用は絶対NGです!
「前室だから大丈夫」「ツールームテントのリビングスペースだから」という油断が命取りになります。
実際テントのキャノピー下でBBQをして、奥の寝室スペースに一酸化炭素がたまって起きた事故もあります!
必ず風通しの良い屋外で使いましょう。
テントやギヤを守る「爆ぜ火(はぜび)」と火災リスク
湿気を含んだ炭を急激に加熱すると、中の水分が沸騰して「パンッ!」と大きな音を立てて爆ぜ、火の粉が飛び散ります。
お気に入りのテントやチェアに穴が空くだけでなく、火災の原因にもなります。枯れ葉、枯れ草、また庭の芝など十分に注意が必要です。
また、消火時に直接水をかけるのは絶対にやめてください。
高温の水蒸気で大火傷をしたり、灰が舞い上がって周囲に迷惑をかけるだけでなく、熱い蒸気でやけどの危険もあります。
消火は「火消し壺」に入れるか、完全に燃え尽きるのを待つのが鉄則です。
私が使うのはキャプテンスタッグのアラスターMです。大きくてかさばりますが、大きな容量が大きいのでBBQコンロの炭を全て納めるだけでなく焚き火の薪の消火にも使用できます。
③ どっちを選ぶ?マングローブ炭とオガ炭の特徴と火のおこし方
ホームセンターに行くと、大きく分けて2種類の炭が売られています。
この特徴を知らないと、火おこしで確実に躓(つまず)きます。
安くて火がつきやすい「マングローブ炭(黒炭)」
特徴:安価で手に入り、着火剤の火がすぐに移るほど扱いやすい。
デメリット:火持ちが短く(1時間程度)、パチパチと爆ぜやすい。
火のおこし方:細かく割った炭を着火剤の周りに立てかけるように組み、下から火をつけます。
ホームセンターや100円ショップでも少量から買え、値段も安いので初心者の方がお求めになりやすい炭です。
火持ち最強で爆ぜない。「オガ炭(成型炭)」
特徴:おがくずを固めて作られた炭。煙が少なく、3〜5時間も火力が持続する。爆ぜないためソロキャンプやベランピングに最適。
デメリット:とにかく火がつきにくい。 初心者が直に着火剤で火をつけようとすると、1時間経っても火がつかない罠に陥ります。
火のおこし方:後述する「チャコスタ」を使うか、まずはマングローブ炭や薪を燃やして「強い火種」を作り、その上にオガ炭を置いてじっくり火を移します。
私が愛用するのもオガ炭です。火持ちがいいので再利用できるので結果的なコスパはマングローブ炭よりよくなることがあります。

④ 【初心者でも失敗ゼロ】効率的な炭火のおこし方のコツ
数多くの火器を扱ってきた私が、最終的に行き着いた「最も楽で失敗しない火のおこし方」のコツがこちらです。
最強の時短ギヤ「チャコスタ(火起こし器)」を使う
うちわで必死にあおぐ時代は終わりました。
筒状の形をした「チャコスタ(火起こし器)」を使いましょう。

煙突効果(上昇気流)が生まれるため、一番下に着火剤を置き、その上に炭を縦向きに詰めて火をつけるだけで、あとは15分〜20分間完全に放置するだけで勝手にカンカンに熾きた炭火が完成します。
最近はこのチャコスタはお求めやすい金額になっています。100円ショップでも小さなものを売っていますし、キャプテンスタッグのものは2,000円前後で購入可能です。
そのまま卓上コンロや、ちょっとした焚き火台のようにも使用もできます。炭火を楽しむなら1台持っておきたいアイテムです。
価格や詳細が気になる方は商品ページをチェック👀
次回が劇的に楽になる!「消し炭(けしずみ)」の賢い利用法
前回のキャンプで火消し壺を使って消火した炭を「消し炭」と呼びます。
一度燃えて完全に乾燥し、炭化が進んでいるため、新品の炭とは比べ物にならないほど一瞬で火がつきます。
私が週3回炭火を楽しめることの最大の理由です。
次回の火おこしの際、着火剤のすぐ上にこの消し炭を配置すると、火おこしのスピードが3倍早くなりお手軽時間で準備できます。
消し炭を使ってチャコスタに入れれば、激短炭火熾しが可能になります😀
⑤ 炭火の火が弱いときの対処法!火力が復活する3つの裏ワザ
「最初は勢いが良かったのに、いざ肉を焼こうとしたら火が弱くなってしまった……」楽しいバーベキュー(BBQ)中、火力を力技ではなく、スマートに復活させる3つの対処法です。
対処法1:うちわで煽る前に「炭の配置(空気の通り道)」を見直す
火が弱いとき、すぐにうちわでバタバタと煽(あお)ぎたくなりますが、これは逆効果になることがあります。
まず灰が舞い上がりせっかくのお肉や野菜が灰まみれになって悲しい思いをすることがあります😭
さらに炭がギチギチに詰まっていると酸欠で余計に火が消えてしまいます。
まずはトングを使い、炭と炭の間に「空気(酸素)が通る隙間」を作ってあげること。
煙突のように縦の空間を意識して組み直すだけで、自然と火力が復活します。
対処法2:新しい炭を足すときは「火がついている炭」の近くに置く
火力が弱まってきたからと、冷たい新品の炭をバラバラと上に放り投げるのはNGです。
全体の温度が下がってしまいます。
新しい炭を足すときは、今まさに赤くカンカンに燃えている「火種の炭」にぴったりと密着させるように横や上に配置してください。
熱を伝染させるイメージです。また火種の下に新しい炭をいれるのも◎
火は上に回るから下に入れると火がつきにくいんじゃない?と思うかもしれませんが、周りが熱くなっているので問題なく火が着きます。
また新しい炭が下に来ることで、火種の高さが上がるので近火の強火として火力アップにもつながります。
対処法3:白い灰を払い落とし、消し炭をクッションにする
炭の表面が白い灰で覆われると、熱が遮断されて火力が弱まります。トングで炭を軽く叩き、灰を下に落としてあげましょう。また、急激に火力を上げたいときは、火種の上に先ほど紹介した「消し炭」や、細かく割った薪(優良な火種)を少量クッションとして挟むと、ブースターの役割を果たして一気に強火に戻すことができます。

まとめ:正しい知識で極上の炭火ライフを!
炭火は、その「特性」と「空気の流れ」さえ理解してしまえば、決して難しいものではありません。
マングローブ炭でサクッとBBQを楽しむのも良し、オガ炭でソロキャンプの夜をじっくり静かに更かすのも良しです。
便利な道具や正しい知識を味方につけて、ぜひあなただけの最高の外遊びの時間を過ごしてくださいね。
現場からは以上です😀
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