こんにちは!外遊び屋です。
6月に入り、梅雨の晴れ間を狙ってキャンプの計画を立てている方も多いのではないでしょうか。
暑くなる前に!でも夏の雰囲気を味わいたい!

青い空~♪緑の~山♪冷た~い川♪

自然体験しているな~っていう気持ちにさせてくれるの季節のキャンプは本当に最高ですよね😀

キャンプの夜のお楽しみといえば、やっぱり「キャンプ飯とお酒」。
いやお酒を飲まなくてもまったりドリンクを飲む時間は貴重です。

そしてその相手はちょっと大人な味!
じっくり煙をまとわせた「燻製(スモーク)」は、ソロキャンプでもファミリーキャンプでも大人気のアウトドアメニューです。

キャンプ飯に燻製
キャンプ飯に燻製。玄人感が味わえる時間

しかし、プロのガイド視点から、あえてここで強い警鐘を鳴らさせて頂きます。

「6月・7月の梅雨から夏にかけての時期、初心者の安易な燻製作りは絶対にやめてください。最悪の場合、深刻な食中毒を引き起こします」

「えっ、燻製って保存食じゃないの?」と思った方!それこそが最も危険な盲点です。

今回は、夏のキャンプ燻製に潜むリスクと、どうしても夏に燻製を楽しみたい方のための「安全な3つの鉄則」を徹底解説します!

なぜ6月・7月の燻製は危険なの?3つの食中毒リスク

「燻製=保存食」というイメージがありますが、それは厳密な温度管理や、長時間の塩漬け、そして水分を完全に抜く脱水を行った場合だけのお話です。
ずぼらキャンパーの私はそこまできっちり手順を踏んではいません💦
でもこのずぼらが危険!
夏のキャンプ場はご存知の通り「高温多湿」。細菌が爆発的に増殖する条件がこれ以上ないほど完璧に揃っています。危険な理由は主に3つあります。

①:「温燻(おんくん)」の温度帯は菌の理想郷

キャンプで一番よくやられているのが、スモークウッドに火をつけてモコモコ煙をかける「温燻(30〜80℃)」という方法です。
実は、食中毒の原因になるカンピロバクターやサルモネラなどの細菌が一番元気になって大暴れする温度って「30〜40℃」なんですね。

つまり!

夏の屋外で温燻をやると、燻製器の中が菌をぬくぬくと育てる「最高の培養器」になってしまうわけです……😱

②:「風乾(ふうかん)」の工程で一発アウト

燻製を酸っぱくせず美味しく仕上げるためには、煙をかける前に食材の表面を乾燥させる「風乾」という大切な工程があります。

「え?やったことないなぁ!」って方は是非これはやってください!燻製が断然おいしくなります。
私は「変わらないだろ~」ってしばらくやってませんでしたが、一度やってその味の差にひっくり返りました。
その経験から・・・必ず行って欲しい手順です。

この大事な工程!夏の屋外(日陰のネットに吊るすなど)で、生の肉や魚を使ってやってしまうのは本当に危険!
煙をかける前の段階で菌が限界まで増殖してしまい、調理する前に傷んでしまいます。

③:夏の「冷燻(れいくん)」は物理的にムリ!

生ハムやスモークサーモンを作る「冷燻(25℃以下)」は、外気温がすでに25℃を余裕で超えている夏場には物理的に作れません🙅
無理に作ろうとすると、ただの「ぬるくて危ない生肉」が出来上がってしまいます。

実際燻製期間も数日にわたるものですから、キャンプで冷燻は諦めた方が無難です。

スポンサーリンク

夏キャンプ専用!安全に燻製を楽しむための「3つの鉄則」

「じゃあ、夏は絶対に燻製を楽しめないの?」

いえいえ、そんなことはありません!リスクを100%理解した上で、今から紹介する「3つの鉄則」をすべて守れば、夏でも安全に極上のスモークおつまみを楽しめますよ。ここからはガチの安全対策です!

鉄則1:食材は「すでに火が通っているもの」に限定!

夏の燻製では、生肉や生魚をイチから加工するのは絶対にやめましょう。万が一、加熱不足が起きても安全な食材を選びます。

夏の一軍セーフティ食材:プロセスチーズ、うずらの卵(水煮缶)、ちくわ、かまぼこ、市販のウインナー・厚切りベーコン

これらはすべて「そのままでも食べられる食材」なので、食中毒リスクを最小限に抑えることができます。

鉄則2:「風乾」は外に干さずクーラーボックス内で!

先ほど「味の差にひっくり返った」とお話しした大切な風乾(乾燥)の工程ですが、さっき言った通り夏の屋外で干してはいけません。

じゃあどうするのか?

正解は、食材をキッチンペーパーで徹底的に拭き取ったあと、保冷剤の効いたクーラーボックスの中で、ラップをかけずに1〜2時間置いて乾燥させる方法です!さらに完璧を目指すなら、キャンパー御用達の脱水シート「オカモト ピチットシート」に包んでクーラーボックスに入れておくのがプロの技。
ずぼらな私でも、これに包んで冷やしておくだけで、余分な水分だけを強力に吸収してくれます。
夏でも衛生的かつ確実に脱水が完了するので本当に手放せません😄

 

鉄則3:スモークチップ+強火で「熱燻(ねっくん)」一択!

夏場は、じわじわ煙を出すスモークウッドでの「温燻」は封印してください。
正解は、ツーバーナーやカセットコンロ(タフまる等)の強い火力を使い、80℃〜140℃の高温で10〜15分ほど一気に燻す「熱燻」です。
これなら厚生労働省の基準である「中心温度75℃以上・1分間以上」の加熱を確実にクリアできるため、菌をしっかり死滅させることができます。
実際暑い中で、燻製する1時間くらい待つよりは、熱燻でささっと作った方がストレスも少ないです。
汗をかくときには熱燻のきつめの燻製もおいしいですよ😋
ここで重要なギアの知識です。夏の熱燻に「ダンボール製スモーカー」は絶対に使えません!
高温に耐えられず燃えてしまうからです。夏は必ず、がっちり熱を閉じ込めて高温をキープできる「金属製スモーカー」を使用してくださいね。
折りたたみ式で持ち運びが楽なものや、頑丈な鉄・ステンレス製がおすすめです。
簡単に組み立てられて、収納時には省スペース!使い勝手がいいと定評があるのは「SOTO お手軽香房 ST-124」です。

 

 

初心者の方や熱や煙を最大限しっかり閉じ込めたい方は鍋型のコールマン コンパクトスモーカーがオススメ!

キャンプで燻製
チーズは簡単に燻製にできる

下からガンガン火力をかけて一気に煙を立ち上げるため、使用するスモーク材は「ウッド」ではなく「スモークチップ」を選んでくださいね。
個人的には「ヒッコリー」がオススメ!酸味が少なくどの食材にもあいます。
私にはちょっと桜は香りが強かったです。

 

夏の燻製チェックリスト(まとめ)

ここまでのポイントを分かりやすく表にまとめてみました!夏の燻製に挑む前に、ぜひこのチェックリストを見直してくださいね

 

工程夏のNG行動(危険!)安全な正しい行動(正解)
食材選び豚バラ生肉、生鮭、生カツオチーズ、ちくわ、ゆで卵、ウインナー
乾燥(風乾)日陰の木にネットで吊るすクーラーボックス内(ピチットシート使用)
燻製方法スモークウッドで1時間「温燻」スモークチップとバーナーで高温「熱燻」
調理後翌朝のおかず用に残す出来上がったらその場ですぐに食べきる!

 

何より大切なのは、「出来上がったらその日のうちにすぐ食べきること」です。夏場は「明日食べよう〜」とテント内に放置するのは絶対にNGですよ!

さいごに:あえて「家で作って持っていく」という大人の選択も

ここまで安全な方法をお伝えしてきましたが、安全第一でスマートに外遊びを楽しむなら、「夏のキャンプ場ではあえて作らない」というのも立派な選択です。
エアコンの効いた涼しい自宅のキッチン(換気扇の下)で、家庭用の燻製器を使って安全・快適に仕込む。
それをジップロックなどに入れて、クーラーボックスでキンキンに冷やしてキャンプ場へ持参するんです。
現地では焚き火やマルチグリドルで「さっと炙るだけ」!
これだけで、冷たいドリンクと一緒に極上のスモークおつまみが完成しちゃいます。
なんなら焚き火でベーコンを炙るだけでも、燻製感が高まって結構おいしく食べられます。

ベーコンを焚き火で炙って燻製感を出す
煙に燻されて燻製感UP

暑い炎天下の中で、汗だくになりながら火の番をする必要もありません😄
自然を相手にするアウトドアだからこそ、大人のリスクマネジメントが命です。
正しい知識と自分に合った道具を選んで、この夏も安全で最高のアウトドアライフを楽しみましょう!以上、外遊び屋でした!

ギアを試してみたいけど、新たに買う事を迷っている方はレンタルして試してみる手もあります。 アウトドアメディ「hinata」が運営するレンタルがあるので試してみてはいかがでしょうか😄 👉hinataレンタルの詳細はこちら👀

📚 外遊び屋 Kindle著書一覧

小豆島は甘くない!

シーカヤック1艇で挑んだ限界突破の冒険記: プロが教える小豆島1周・潮の計算からパッキング、野営マナーのすべて

読む

B-6君本

30台以上の焚火台を使ったコレクターが辿り着いた最強の調理・炭火遊び術

読む

焚き火と道具の10年史

毎日キャンプブログを書いたガイドが語る、ブームの裏側と時代を超えた名作たち

読む

Kindle Unlimited対象作品は追加料金なしで読めます。

スポンサーリンク